機関紙 - 大飯原発の再稼働ゆるさない 〜再稼働に反対する緊急集会〜
福井県の大飯原発再稼働をめぐる動きが強まる中、地元福井県や京都府、滋賀県など隣接する地域をはじめ近畿・全国で大きな反対の声が上がっています。
3月25日には、再稼働に反対する緊急集会が開かれ700人が参加。野田首相の再稼働に向けた「政治判断」発言を厳しく批判し、再稼働反対をアピールしました。
野田首相は、大飯原発の再稼働について、ストレステストの1次評価をもとに地元自治体の同意を求め、「政治判断による再稼働」を狙っています。一方で、「バイバイ原発3・10きょうと」や「3・11ゼロアクションin舞鶴」など大飯原発再稼働を許さない運動が急速に広がっています。
こうした運動と世論を反映して、山田府知事は、明確な再稼働反対の発言はしていませんが、「現段階では了とできない」と発言。枝野経済産業大臣は「再稼働には京都と滋賀の理解も」と発言せざるをえなくなっています。
3月25日に福井市で行われた集会では、あいさつに立った中嶌哲演原発反対県民会議代表は「大飯原発の再稼働の1点突破を許せば、各地の原発群がなし崩しに再稼働され、延命が図られる。再稼働を断じて認めることはできない」と福井県民の決意を力強く訴えました。「大飯原発の再稼働ゆるさない」の運動をさらに強めましょう。
京都自治労連 第1773号(2012年4月5日発行)より