機関紙 - 大飯原発の再稼働反対 "地元"の声を聞け
5月5日、国内の全原発50基が停止します。「この事態を一刻も早く打開」したい政府は、大飯原発3・4号機の再稼働の強行を行おうとしており、地元福井県や近畿各地、全国で反対の声が高まっています。
4月23日、府民の大きな原発再稼働反対の声に押されて、現段階で再稼働を認めない山田京都府知事を経産省・牧野副大臣が訪ねて、大飯原発再稼働への理解をもとめるとのニュースを受けて、急きょ緊急の抗議行動が府庁周辺で行われました。府庁正門や東門には、副大臣の来庁を知った子育て中のお母さんたちや市民が駆けつけ、「大飯原発再稼働反対」「京都は地元だ。地元の声を聞け」などと抗議行動を展開しました。
また、26日にも緊急昼休み抗議デモがおこなわれました。
小浜で抗議集会
おおい町に隣接する小浜市では、22日、大飯原発再稼働に反対する緊急行動が行われ、全国からの参加者を含め400人が行動に参加しました。大飯原発を目の前に見る泊地区で抗議集会が行われ、小浜市内中心部まで自動車パレード、その後、小浜市内をデモでアピール。表まで出てきてデモ隊に手を振る女性や、「ありがとうございます」と何度も頭を下げるお年寄りの姿がありました。
大飯原発再稼働をめぐる情勢はさらに緊迫し、再稼働を許すかどうかは、世論の力にかかっています。再稼働反対の声をさらに大きくしましょう。
京都自治労連 第1775号(2012年5月5日発行)より