機関紙 - がんちゃんがいく 第6回 青年数珠つなぎ
“まずは楽しく”何事にもがむしゃらにチャレンジ 南丹市職 Sさん
第6回目の青年数珠つなぎは、南丹市役所土木建築部住宅課のSさん。地元南丹市美山町出身で、採用1年目のフレッシュマン。そして、新採職員の中で組合加入第1号とのこと。ようこそ組合へ、さっそくSさんをたずねました。
まちづくりに携わりたい
とても緊張した面持ちで登場したSさん。それもそのはず。Sさんは今年4月に南丹市職員になったばかり。しかし、その緊張した姿が初々しくもあります。さっそくお話を伺おうとすると、「面接みたい(笑)」と同席した青年部長の高屋さんが場を和ませます。
南丹市に就職する以前は大阪の民間会社に勤めていたというSさん。公務員をめざしたのは、「大阪で働き、生活している中で住民同士の関係が希薄であったり、それによって起こる犯罪、地域の問題を感じていたので、地域づくりやまちづくりの活動に携わりたいと思い、それなら生まれ育った南丹市で働きたい」と決意し、現在に至っています。
働き始めて2カ月。仕事内容をたずねると、「まだまだ勉強中」としながら、市営住宅の管理、提供をメインに、市民となるべく多く接することを心掛けているそうです。職場環境も「なんでも言い合える職場で雰囲気が良いんですよ」と顔がほころびます。
職場を越えたつながり、交流が魅力
組合には新規採用者の中で一番に加入。「職場を越えた交流が図れ、そこでの人間関係も楽しそうだったので」と話し、「情報や人脈も多い方が視野も広がりますから」と“行動派”の一面をのぞかせます。
5月12日に行われた南丹市職青年部の新採歓迎会では、先輩組合員や同期の仲間たちと楽しい時間を過ごしました。「様々なイベントや取り組みの中で、交流が深められるのは楽しいし、今後の楽しみも膨らみます」と期待している様子。
最後に抱負を一言。「南丹市民でありながらまだまだ知らないことが多いので、市が抱える課題や市の制度などをまずは把握したい。そうすることで何をすべきかという自分の考えが持てるし、自分の考えが持てれば、自分で仕事を作り出せると思う」と力強く語るSさん。「色んなことを学ぶ、吸収するという意味も含めて、様々な場面に首をつっこんでいきたい。仕事も含めて何ごとも楽しみたい」と行動派らしい言葉で締めくくります。
向上心と行動力を兼ね備えた好青年との出会いに、仲間の輪が大きく広がる、そんな気持ちにワクワク感が止まりません。
京都自治労連 第1776号(2012年5月20日発行)より