機関紙 - 第8回がんちゃんが行く青年数珠つなぎ 〜大好きな町で子どもたちに囲まれて:大山崎町職 Sさん〜
子どもたちの元気な声が響き渡る大山崎第2保育所。第8回目の青年数珠つなぎは、生まれも育ちも大山崎町で、今年4月採用の保育士、Sさんです。がんちゃんこと岩瀬青年部長も保育士とあって、保育のことや手遊びなど話しが弾みました。
大好きだった先生に憧れて
なぜ保育士になろうと思ったのか、ずばり尋ねると、「私は、この第2保育所で育ったのですが、年長時のクラス担任だった『平井先生』がとても大好きだったんです。クラス全員先生が大好きで、その時から保育士になることしか考えませんでした」と笑顔いっぱいに話します。大好きだった平井先生は現在も第2保育所に勤務されており、タイミング良く取材中に遭遇。その時に彼女が見せた憧れと照れが入り混じった表情が「大好き」の言葉のすべてを表していました。思わず「私も将来そんな風に言われたい」と岩瀬青年部長がぽろり。
大山崎町で働きたいと決めたのは、「自分が育ってきた環境が好きだし、自然の大切さ、ありがたさを感じられる、そういう環境での保育は大山崎でしか出来ない」と思ったからだと言います。
現在、2歳児7人の担任。毎日が新しい発見の中、今は"どろんこ"遊びに夢中。「子どもたちと一緒になって遊べるから楽しい」と無邪気に笑います。保育の中で大事にしていることについて、「一人ひとりの話をしっかり聞く、1日1回は必ずふれ合うことを心がけています」と話し、「笑った顔、楽しんでいる顔、寝顔、子どもの可愛さと成長を見られるのは保育士の魅力ですね」ととびっきりの笑顔に。
とにかく元気に 今できることを全力で
就職後、組合にはすぐに加入。「皆さん入られていたし、大山崎は組合を大事にされているのが伝わってきたので」とSさん。「交渉に出させてもらった時、『大山崎の保育を守ろう、より良くしよう』という思いを肌で感じた」と言います。
大山崎町では、各園同士の交流として、交流運動会や遠足といった年齢別交流や、保育士同士の年齢別交流があり、「保育の仕方を交流したり、すぐに活用できる手遊びや手作りおもちゃの交流など、新鮮な気持ちになれるんです」とSさん。流行りのイチオシを聞くと、「ぶんちゃか」という手遊びを披露。即興の手遊び交流が始まりました。「さっそく明日から使います」と岩瀬青年部長も笑顔。
今後の抱負について、「毎日を楽しく、とにかく元気に過ごしていきたい。今できることを全力でやっていきたい」と話すSさん。生まれ育った町と保育所で、大好きな子どもたちに囲まれながら、大好きだった先生と一緒に働ける、その喜びをかみしめながら、今日もSさんの笑顔が保育所いっぱいに広がっています。
京都自治労連 第1780号(2012年7月20日発行)より