機関紙 - 第11回 がんちゃんがゆく青年数珠つなぎ
第11回目の青年数珠つなぎは、がんちゃんの出身単組である向日市職労から。登場してくれたのは、現在2年目、向日市立第1保育所で1歳児を担任している保育士のCさん。
同じ単組、同じ職種でも、こうして向き合って話をするのは初めて。Cさんの新たな一面を見ることができたと、がんちゃんも満足した青年数珠つなぎです。
心から楽しむ子どもたちの笑顔が大好き : 向日市職労 Cさん
夢かなえた憧れの保育士
「保育士になりたいという夢がずっとあった」と振り返るCさん。保育所時代の担任の先生が好きだったこと、保育所での思い出が楽しかったこと、そうした経験がCさんを保育士へと導きます。「子どもが好き、子どもと遊ぶのが好きなんです」。
「幼稚園も保育園も子どもに携われる。私立も公立も自由な保育、環境で子どもが伸び伸びと遊べる。けれど私自身、向日市の第2保育所で育って、そこでの毎日の生活がとても楽しかった。だから生まれ育った向日市の保育所で働きたい、と思いが強くなった」と話します。
保育士という仕事について、「就職してから背伸びをした時もあるけど、子どもたち一人ひとりと係われる毎日が嬉しい」と話し、「子どもとの関係が作れること、遊びを心から楽しんでくれて笑顔を見せてくれた時は本当に心から嬉しい」と、やりがいを笑顔いっぱいに話すCさん。
毎日をとても楽しく過ごしていることが伝わってきます。
なんでも話しあえる組合は魅力いっぱい
組合には職場の先輩からの声かけで加入。「今ある労働条件や権利は、先輩たちが勝ち取ってきた等、色々な話を聞かせてもらう中で、働き続けていくために組合は必要」と感じたと言います。「なんでも話しあえる組合って良いな」と、職場、職種をこえたつながりが組合にあることも加入を後押ししました。
「組合に入っていなかったら知らなかったことばかり」とCさん。印象に残っているのは、昨年の第3保育所閉園の話です。「市長や当局にどれだけ訴えても、響かなかったことはつらかったし、悔しかった」と言います。一方で、青年部の活動を通じて、他の市町村や、全国の仲間と出会えていることは、つながりや視野を広げる力になっていると話します。
これからの目標や抱負をひとこと。「色々と気付かせてくれる周りの先輩や仲間に助けられています。でも、もっとしっかりしなきゃって。自分自身の?もの?の見方、考え方をつくって、失敗もあるけれど、子どもを大切にすること、伝えたいことを、自分の中でしっかりと持てるようにしていきたい」。
終始笑顔で話してくれた彼女。時折見せたまっすぐ前を向いた力強い眼差しが、これからの彼女の成長と活躍を約束している、その期待感でわくわくしてきました。
京都自治労連 第1783号(2012年9月5日発行)より