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機関紙 - がんちゃんがゆく 第12回 青年数珠つなぎ

がんちゃんがゆく 第12回 青年数珠つなぎ

カテゴリ : 
組合活動
 2012/10/12 9:10

一歩ずつ進む"まちづくり"の完成を見届けたい:精華町職 Sさん

 第12回目の青年数珠つなぎは、就職4年目、精華町都市整備課区画整理係に勤務するSさん。現在、1児のパパというSさん。「疲れていても子どもにすべて癒される。『パパ』って呼ばれるのが嬉しくて嬉しくて」と顔がほころぶ姿にこちらも笑顔になってしまいました。

雰囲気が公務員っぽい?

 精華町で生まれ育ったSさんが町役場へ就職したきっかけは、「知り合いのひと言」だったと言います。「大学の友人が『受けてみたら』と言ってきて。理由を聞いたら『公務員っぽいから』でした(笑)」と笑います。「ちょうどアメリカでサブプライム問題が起こり、就職難の問題も出ていたので、思い切って受けようと思った」と続けます。

 現在、精華町北部の狛田地域で農地を宅地にかえる土地区画整備・開発事業に携わっています。「元々道も狭く、日常の買い物も不便な地域だったため、昔からの地元の要望でやっとできた開発です」とSさん。道路整備、商業施設用のスペース確保、そして住みやすい住環境、住宅地をつくるという3つの目的で事業を進めています。

 職場の雰囲気は良く、「尊敬できる先輩ばかりで、何かと頼って甘えてしまうのが自分の課題ですね」と苦笑い。やりがいをたずねると、「行政としては珍しく?形?が見える仕事。区画整備をした土地に新しい住宅が建てられ、まちが出来ていく。?まちづくり?が進んでいることを感じながら仕事が出来ることは他にはない良い点です」と語ります。

自分の住むまち、働くまちをもっと知ろう

 組合には就職してすぐに加入。「仕事上で関わりがない人や、同期や先輩も含めて話せる点が組合の良いところ」とつながりや交流が広がる組合に惹かれました。
 青年部では、新たな取り組みとして、青年部員自身が町内のことをもっと知ろうと、町内ウォークラリーを3月に企画。「精華町で働いていても実際に町内を見れていない人も多い。こうした機会を使って町内を知ることで、今後の仕事にも生かせる」と企画した経緯を話します。

 ウォークラリーでは、参加者全員で精華の名産であるイチゴ狩りを体験した後、グループごとに町が作成した散策マップを使いながら、寺社仏閣や学研都市けいはんな等を訪問し、各チェックポイントで与えられた指令をクリアして写真撮影といったコースを設定。また、グループごとに活動資金を渡し、徒歩やバスなど移動手段をグループごとに自由に考える工夫もしました。

 毎年、秋は文化的なレクリエーションに取り組んでおり、これまで貴船周辺散策や、カレー作りなどを実施してきました。今年は「和菓子づくり」に挑戦です。現在、要求書作成に向けた青年部アンケートの内容を議論中で、出来次第配布し、回答結果をもとに要求書を作成、提出する予定です。

 抱負をひとこと。「携わっている?まちづくり?の完成を見届けたい」と決意を語ります。「職場などで話せる知識も増やしたいし、突き詰めていけばそれがやりがいにもつながっていく」と力強く語る視線の先には、住民の笑顔が広がっていることでしょう。


京都自治労連 第1785号(2012年10月5日発行)より

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