機関紙 - 自治体リストラとたたかいくらし・安全守る市政へ 「市民に喜ばれる仕事」の願い 能塚たえこさんで
「市民に喜ばれる仕事」の願い 能塚たえこさんで:東・宇治市職労書記長に聞く
12月16日投票で宇治市長選挙がたたかわれます。この市長選挙に、宇治市職労も参加する21宇治市民ネットは、能塚たえこ(のうづかたえこ)さんに出馬要請を行いました。宇治市職労は、11月14日に臨時大会を開催し、能塚さんの推薦を全会一致で決定。市民の暮らし最優先の市政実現へ奮闘しています。
今回の市長選挙で何が問われていますか
やはり市民サービスを切り捨てる行政改革・自治体リストラにどのような態度をとるのかが大きく問われています。
4期16年の現市政は、小学校給食を、20校の内14校で民間委託導入を強行。保育所は、大きな反対運動があったにもかかわらず、1園を廃止、1園を民間委託にしました。そのために、待機児童問題が深刻になっています。市民生活に直接かかわるところで自治体リストラを強行し、様々な問題が起こっています。
今回、いろいろな候補者が名乗りを上げていますが、能塚さん以外は、現市長と一緒にリストラを推進してきた人や、「さらに行革を行う」と言っている人たちです。
今年は、宇治を大きな災害が襲いましたが
「災害に強いまちづくり」も大きな争点です。台風23号の時もそうでしたが、今回の災害でも、府が14か所あった土木事務所を7か所に半減した問題が背景にあると思います。宇治市内に土木事務所があれば府の対応は全く違っていて、ここまでひどくはならなかったと思います。相手が府であれ国であれ、堂々と意見を言い、市民のいのちと安全を守る市長こそが求められています。
能塚さんはどんな方ですか
こうした点で、能塚さんは、医療ケースワーカーや保育園園長の経験を通して、市民のために何が必要なのかをよく理解されている抜群の候補者です。
28日までに全分会での学習会を呼び掛けています。職場の要求運動と合わせてしっかり学習し頑張ります。ご支援よろしくお願いします。
21宇治市民ネットから宇治市長選に立候補
能塚たえこさん(前保育園園長)
〈現職〉社会福祉法人栗隈福祉会理事長、やましろ健康医療生協理事、京都保育運動連絡会副会長。
〈略歴〉京都府立大学文家政学部福祉学科卒。くりくま保育園園長。
京都自治労連 第1788号(2012年11月20日発行)より