機関紙 - エッ!京丹後に米軍基地 Xバンドレーダー配備反対 〜日米首脳会談で合意〜
日米両政府は2月26日、弾道ミサイルを追尾する米軍の高性能レーダーである「Xバンドレーダー」の配置を、航空自衛隊経ヶ岬分屯基地(京丹後市)に決定したとする発表を行いました。2月22日の日米首脳会談で、北朝鮮の核実験・ミサイル発射に対して「強力な行動」をとることで一致し、「ミサイル防衛」の一環である同レーダーの追加配備が合意されました。
26日には、防衛省が京丹後市と府庁を訪れ、協力を求めるとともに趣旨説明を行いました。説明では、レーダーを運用する米兵と民間技術者や警備担当の民間軍事会社など米軍関係者約100人程度の配備を想定し、数ヘクタール程度の新しい土地が必要との見通しをしました。
地元から不安の声続々と
これに対して京丹後市の中山市長や隣接する伊根町の吉本町長らは、「地元として受け入れるとはいいがたい」などと反発。区長のみなさんからも不安の声が出ています。
京都自治労連も参加する安保破棄実行委員会や平和委員会などは、府や京丹後市に緊急申入れを行い、配備を拒否し、米国や日本政府に反対の意思表示を示すよう求めています。
京都自治労連 第1795号(2013年3月5日発行)より