機関紙 - 職場・地域から不当な給与削減押し返そう! 〜最大の山場、各単組で奮闘広がる〜
賃下げ強制許すな! 6月議会提案見送りへのたたかいは、最大の山場を迎えています。職場の団結と京都自治労連加盟の単組の連帯をさらに強め、不当な賃下げ強制を許さないたたかいを旺盛に進めましょう。
国の不当攻撃を許すな
府職連(府職労・京教組)の第2回交渉が行われた5月29日を前後して、一気に「賃下げ提案」が相次いでいます。提案は、?国に準じた削減、?国の削減率を若干緩和、?一時金や他手当は削減しないなどが主な内容となっています。共通しているのは「地方交付税を削減して公務員賃金削減を強制するのはおかしい」としながら、「他団体も実施する」から削減するというもので、理由も道理もない賃下げを強行しようとしています。
京都自治労連に加盟する各単組は、今回の攻撃が地方自治否定、地方公務員の給与決定原則無視の許されないものであり、一たび認めれば何でも国が言うとおりになる危険性にもつながることも明らかにして、「賃下げ提案撤回せよ(提案するな)」「少なくとも6月議会提案を見送れ」と、交渉、団結署名、職場オルグ、街頭宣伝など、攻勢的なたたかいを進めています。京都自治労連も単組の仲間と一緒に、早朝門前宣伝、交渉参加など取り組みを進めてきています。
湧きあがる怒りの声
職場からは、「人も減らされ、毎日、限界ギリギリで懸命に頑張っているのに、それにこの仕打ちか!」「住宅ローン、教育費など、生活をどうすればいいのか!」など、怒りの声が湧きあがっています。民間労働者からも、「今、なぜ、公務員の賃金を下げるのか。撤回めざして頑張れ」とエールが送られてきています。
たたかいを切り開く道筋はひとつです。今回の賃下げ強要の違法性を徹底して宣伝、追求し、職場の団結を強め、地域との連帯も強め、押し返す以外にはありません。各単組は、「提案を撤回するまで何回でも交渉するぞ」と、決意を固め、たたかいを進めています。京都自治労連と加盟単組の連携をいっそう強め、最大の山場での文字通り大奮闘をしていきましょう。
単組の取り組み
組合加入でも前進:亀岡市職
亀岡市職では、当局による削減提案を跳ね返そうと、5月に3回の早朝宣伝。
病院職場では未組合員も参加しての職場集会。「医療を守るためにも、賃下げストップを」と怒り沸騰。その場で2人が組合加入。「家族を含めて団結署名を集め跳ね返そう」と頑張っています。
亀岡市職全体で4月以降7人の加入者を迎え、賃金闘争でも加入でも前進させようと奮闘しています。
97%の組合員から怒りの団結署名:舞鶴市職労
舞鶴市職労では、各職場で学習会を実施、「不当な賃下げ反対」ボックスティッシュを各机に配置。97%(484人)から団結署名が寄せられています。
(5月29日に提出)
京都自治労連 第1801号(2013年6月5日発行)より