機関紙 - 京 深層水
▼最近京都府の山田知事と京都市の門川市長の差がどんどん開いてきたのが気になる。かたや東大卒の旧自治省出身の官僚知事として全国知事会長まで駆け上がった。その一方、京都府の57%の人口を占める京都市長は、自らの圧倒的影響力を知ってか知らずか、とにかくオモロイ、笑える市長になってしまった。
▼山田知事は実にうまいと感心してしまう。まず最初に国との対決姿勢を見せて、自分の立ち位置を国との対比で明らかにする。その上で妥協を重ね、自らの新自由主義的考えを最後まで貫き通す。
▼それに引き替え人口147万人の歴史都市京都の門川市長は分かりやすい。複雑なことは苦手。政策問題にも関心がない。関心があるのは事業とイベント。まるで近所のオジサンを見ているようで憎めない。
▼本当かって?これが情けないことに本当なんです。ためしにこのホームページを見てください。「春だ!花見だ!コンカツだ!伏見桃山城を占拠せよ!」。
▼京都市長ってこんなことやっているんだ! と驚くこと、いやいや呆れること間違いなし! 自分の所の首長の方が賢く見えますよね!(I)
京都自治労連 第1801号(2013年6月5日発行)より