機関紙 - 討論 道州制を許さず、ふるさと守り、魅力ある自治体づくりを
あらゆる活動を仲間増やしにつなげよう
Xバンドレーダー反対方針を確立へ:京丹後市職労
合併から10年目。この間、給与の削減、総合サービス会社問題、現在Xバンドレーダー問題など、たたかいの連続。総合サービス会社問題は国会でも取り上げられた。合併後の給与体系問題では、昨年4級到達を約束させ、今年からまず係長4級を実現した。
一方、交付税削減分をすべて職員に押し付ける給与カットは許せない。8月2日、単組大会でXバンドレーダー反対方針を確立し奮闘したい。
原発に依らない自律的地域再生を:舞鶴市職労
脱原発、原発に依らない地域の再生についての取組を発言する。大飯・高浜原発に近く、再稼働した大飯原発から7万7千人が入る町であり、原発神話に騙され、原発立地自治体並み、原発労働者は1万人以上。
舞鶴市職労として、?脱原発・原発ゼロ市民運動の一翼を担う、?再生可能エネルギー導入による地域づくり運動、?原発に依らない自律的地域再生の調査研究、政策提言活動と位置づけ、特に脱原発、原発ノーを掲げるだけではなく、原発に依らない地域のあり方を探る「原発立地自治体の財政分析と地域再生研究会」を立ち上げ、地域やマスコミの注目を集めている。
賃金削減のたたかい、産別闘争の強化必要:宇治市職労
昨年の南部豪雨災害へのボランティアや市長選挙への京都自治労連の支援に感謝。賃金削減問題で、6月議会での条例化へ当局は交付税削減を理由に平均5・6%削減を組合に提案。これに対し給与決定原則を逸脱し、職員のモチベーションにも大きな影響があるとして、原則的な削減阻止のたたかいを展開。6月議会上程は見送りとなった。7月末を目途として交渉を継続しているが、全国的府下的には状況厳しい。単組として削減阻止へ全力あげるが、自治労連全体として産別闘争としての強化必要。
本庁と外部職場の交流で新鮮な共感:向日市職労
本庁組合加入が進まない中、対策会議で交流を企画。保育・本庁職場の仕事を通じた話はお互い新鮮に「知る」ことで共感できた。時間はかかるが拡大につなげたい。
国のすすめる保育の新システムは、子どもたちの生活・成長が置き去りになっている。民間で対応できない子どもを公立が受け入れるなど、果たしている役割も大きい。本庁と外部職場の交流をやっていく。人長委員長が定年を迎える。若い執行部、みんなで頑張っていきたい。
給食業務委託先は"ブラック企業":福知山市職
学校給食センター業務委託問題について。合併により学校給食センターを新設、4月に業務委託をされたが、雇用契約書なし、給与は年俸制、4月から7月の時間外も支払われるか不明。口座振替の手数料は職員負担など、驚きの実態が労働者から寄せられています。
クリーンで最新設備としていたが床は滑り、エアーカーテンしているが虫が入ってくる状態。ご飯と汁物だけの時もあったということで、施設、食育の面でも問題ばかりです。解決に向け、労働者の処遇改善と組合への組織化すすめ、公務公共のあり方を問うなど、福知山市職の役割果たしたい。松下新書記長の出身単組として頑張る決意。
本質見抜く力つける学習をすすめる:宮津市職
宮津市では通算12年間給料カットが続いて4億円、人員削減も含めると10億円も削減してきた。
組合は給料カット率について当局と泣く泣く合意し、文書を取り交わしていたが、今回それを反故にしてカット率の引き上げを提案してきた。職員の生活よりもマスコミ報道を気にしたり、削減しなければ市民に説明できないの一点張りで約束を反故にすることについては、道義的責任は感じるが謝るしかないという態度だ。これは絶対に許されないことだ。当局と対等にたたかうために、知識と本質を見抜く力をつけるために学習をすすめる。
消費税増税許さず、社会保障充実を
公務公共の仕事は直営で継続を:大山崎町職
大山崎町の動き、大山崎町職の運動を報告。保育園給食の民間委託で異物混入など事故が続発。公務公共の仕事は、直営で継続していく事が重要。保育園は非正規雇用が過半数となっている。
本庁では、人員減によりメンタル疾患休職が増加し、重要な課題になっている。組合は外部職場中心でなかなか困難な面もあるが、「継続は力」で、細く長く運動していく決意です。
女性は橋下発言許さない:城陽市職労
女性部の活動について発言する。まず大阪の橋下市長の慰安婦発言について、基本的人権を示す憲法を改悪し、戦争できる国づくりへの流れにつながるものと考えており、様々な抗議行動を実施した。
働く女性の実態を調査。過重な仕事や責任で定年まで働けない、やりがいを感じないといった声が多い。日本は男性も女性も働き過ぎ。安倍内閣の労働法制改悪反対と雇用・賃金の安定から少子化対策をめざし、女性の強さを示したい。
昨年1年間の拡大3ヶ月で達成:府職労連
今年も陸前高田へ草刈ボランティアに行った。安倍政権の暴走をくい止め、地域と共同してたたかうため、労働組合が重要。今までと違う拡大の取り組みで、昨年1年間の加入数を3ヶ月で達成。新採の研修所前での宣伝や弁当販売、支部や組合員と情報共有するため、拡大ニュースの毎日発行をめざした。新採300人中70人強の加入があったが、これからも日常的に強化拡大を図っていく。
新規加入の組合員が給与削減での交渉に参加、原水禁大会にも参加と嬉しい成果も出ている。
社会福祉部会再開し、学習に宣伝に:京都市職労
社会福祉部会の活動について発言する。生活保護費が8月から段階的に削減される。審議会の基準部会の議論もふまえない内容だ。受給者の96%、最大10%もの給付減。7月下旬から減額通知や廃止通知を出しているが、理解は得られない。
社会福祉部会を再開し、学習や市民宣伝に取り組み、職場でも学習活動に取り組んでいる。廃案になった改悪法案の再提出が狙われている。社会保障改悪を許さないたたかいすすめる。
青年が平和、自治研、南部の組織化で奮闘:宇治市職労
宇治市職労では新採組合員を対象に5月に一泊学習会を開催。自治労連共済加入説明も行う中、この間継続して加入前進につなげてきた。今後、30から40歳代への加入推進めざす。青年の取組では、昨年も平和の取組や全国自治研集会等に積極的に参加。京都自治労連での青年同士の交流も役員規模だが進んでいる。
一方、厳しい社会情勢や公務員バッシングの中、不安感や閉そく感も広がっている。こうした思いにも対応した学習等が必要。また南部地域での組織拡大にも積極的に取り組みたい。
青年同士がつながり成長する青年部へ:向日市職労
青年部ではみんながみんなを支える活動を進めてきた。沖縄平和ツアーでは基地建設反対のたたかいを間近に見た。思いは反対でも、仕事として反対運動と対立しなければならない自治体労働者の姿に矛盾を感じ、住民生活を守る自治体労働者がどの立場で仕事をするのかが問われている。
新しい仲間とのつながりを深めようと春闘学習会を与謝野町で実施。賃金学習等で働きがいある、生活できる賃金が必要と議論した。スプリングフェスタは11単組67人が参加し、伊根町職から久しぶりに参加があった。青年同士がつながり、成長する青年部へ、来年のおきプロ成功へ支援をお願いする。
賃金底上げ、雇用拡大 地域の活性化を
月1回の執行委員会大切に要求づくり、組織拡大:京都市生涯学習振興財団労組
京都市の外郭団体の労組、図書館はじめ20の施設で専門性を必要とする職場。賃金水準は市に準ずるとし、退職手当削減を一方的「報告」、交渉を求め当局に誠実対応を約束させた。その矢先、賃金削減も市に準ずる提案がされたが、京都市職労の交渉の後押しもあり阻止できた。指定管理移行など課題はいっぱいだが、培ってきた住民に根ざした事業を続けていけるようにしていきたい。日曜夜の月1回の執行委員会を継続し、要求書つくり、組織拡大も頑張っていく。
役員と意思疎通してともに成長を:京都市職労
書記局機能強化とひとりぼっちの書記をなくそう、単に事務員にとどまらず役員と意思疎通深め、ともに成長していく学習も重視して活動。単組訪問で当該単組役員と懇談。京都自治労連役員の参加で組織強化の視点で話し合えたのは良かった。新人、ベテランの交流深め、豊かな経験に学び、思いを共有し、困ったことは相談できる関係に。書記部会は子連れの参加も可。舞鶴、宇治に続き、今年は福知山で交流企画を開催する。単組をとりまく状況や運営方法も交流。「役員の来ない書記局に組合員は来ない」との話から、役員が昼休みに寄ることで青年部も集まるようになり、書記局に活気が出ている。
学習を力に世代交代みんな集まれば元気:長岡京市職労
月1回の9の日宣伝を10年間続けているが、負担感が大きく、なぜするのかと疑問が出された。保育の仕事は平和を伝えることも大切だと思い、弁護士を呼んで憲法の学習をした。やはり学習は力となり、9の日宣伝を続けることになった。保育士の採用を要求しており、退職者分は採用されるようになった。世代が変わり、大変なこともあると思うが、とにかくみんなが集まると力になる。
暮らし・福祉、憲法守る市政実現へ全力:城陽市職労
9月8日投票で城陽市長選挙がたたかわれる。現市長は3期12年、多くの反対署名を無視して保育園統廃合、公設民営化、公立幼稚園の廃園など、何一つ市民のためになったものがない。今は、芋掘り農園をつぶし、工業団地をつくるとしている。市職労は市民の会に参加し、暮らし・福祉守り、原発ゼロ、憲法守る市政実現のため、学習を強めてたたかう。8月31日の決起集会をはじめ支援をお願いする。
元気な青年部平和活動の先頭に:精華町職
精華町職での平和の取り組みについて発言する。町職では青年部が元気であり、メーデーのプラカード作成は新採中心に取り組み、平和行進では町職参加者の8割を占める。平和への関心が高い。精華町が平和都市宣言をしたことをきっかけに町当局が呼び掛け、関係機関団体とともに平和の祭典を実施している。町職として参加者に平和のかき氷を配る予定。あらためて平和に向けて奮闘する決意を表明する。
賃金問題で市民の中へ自信となり当局追い込む:京都市職労
賃金削減で「関連団体に波及させない」成果。5月28日交渉の翌日、中央委員会で意思統一し、?市民向け宣伝を平日夕方3か所で3回実施、?職場オルグや早朝門前宣伝、?職場の怒りの声としてメッセージカード集め、横断幕に貼って交渉の場に持ち込むなど、庁内世論喚起と怒りの結集を図った。市民の中へ打って出て、理解・共感を求めた事は組合員の自信となり、当局を追い込み、国並みの半分に削減をとどめた。たたかいを拡大にもつなげた。産別として、外へ出て市民に訴えることの提起がなかった。プロセスを大切にたたかう事が大切。
財産築いた賃金闘争来春知事選勝利へ:府職労連
府の賃金削減問題では、各単組の支援に感謝。根源は民主・自民による消費税増税押し付けなど政治的理由による削減押し付け。批判しながら賃金削減を強行した山田知事の政治的責任も重い。不当な削減の撤回を正面に掲げ、?府民、民間との共同のたたかいは金融機関、マスコミも注目、共感、?全職員の共感広げ、短期間で昨年1年間を上回る組織拡大、?非正規の賃金権利、休暇、福利厚生など多くの要求前進、?政治を変えようの共感広げるなど4つの教訓、財産を築いた。悪政許さず、国民生活守るたたかいの先頭に立つとともに来春の知事選勝利めざして奮闘する。
京都自治労連 第1805号(2013年8月5日発行)より