機関紙 - 定期大会討論まとめの概要:住民生活守る共同すすめ、組織増勢に転じる飛躍の年に 〜まとめをする新田書記次長〜
豊かな討論ありがとうございました。初めて発言のあった部会も含めて13単組19人から議案を深めていただけた。補足も含めて4つの角度からまとめたい。一つは賃金闘争、二つは憲法をはじめとしたたたかい、三つは自治研活動、四つは組織拡大強化の課題です。
産別闘争の課題、地域に踏み出した新たな前進
賃金闘争について。この間のたたかいは、賃金闘争の重要性、身近な要求を掲げて労働組合の存在意義を示すという意味で大きなたたかいだった。全力を挙げてたたかい抜けたと思うが、産別闘争という点でどうだったかとご意見をいただいた。地域に打って出る共同した取り組みでは新たな前進が築けたが、全国的に見れば、どう産別として全体を引き上げていくか、という点で研究、検討、そして実践していく課題を残した。全国や京都の中で議論しながら、あらためて産別闘争の強化のあり方を模索していきたい。
同時に、地方交付税の支給額が決定されている。当局は削減提案の際、地方交付税が下げられる、住民サービスに影響を与えることはできないと言ったが、実際には交付税が増える自治体が圧倒的。財政分析をしっかりとしながら、地方交付税の増額と、賃金削減は何だったのか、と追及し、削減許さないたたかいをすすめ、秋期年末闘争、賃金確定闘争の中で、前進を勝ち取るチャンスに。高齢期雇用の問題は待ったなしの課題。今年の人勧を受け、秋のたたかいを深めたい。
学習を軸に職場から憲法生かす運動を
憲法闘争について。安倍内閣の暴走と対峙するたたかいが重要になる。生活保護切り下げ、憲法9条をはじめとした憲法改悪許さないたたかい、Xバンドレーダーやオスプレイなど平和の課題と同時に、社会保障など一連の改悪を許さないたたかいを、憲法を生かし守るたたかいとして位置付けよう。全国的な経験は憲法キャラバンで自治体当局と懇談していること。TPP反対の集会では和束、笠置、南山城の首長から連帯のメッセージが寄せられた。首長と共同できる課題がある。憲法を守り、住民生活を守る共同をすすめていく。秋に憲法闘争の全国交流集会が開かれる。集会への参加も含め、職場から憲法を生かす自治労連の運動を、たたかいとともに進めよう。討論で豊かに語られた学習の重要性を軸にして憲法闘争を広げていく。
自治研活動つよめ、政治の流れを変えるたたかいの先頭に
自治研活動について。原発や財政分析、若い人たちの意識も含めて豊かな討論に。自分たちが働きがいをもって、働き続けられる職場をつくると同時に、仕事を通じて、何のために仕事をしているのか、豊かな住民生活、地域づくりをしていくために、何が必要かと、単組での活動を軸にしながら自治研運動を協力、共同して進めたい。
組織拡大強化について。決意のこもった発言に溢れ、組織拡大への思いを共有することができた。スローガンに込めた願い、組織増勢への転換、その飛躍の年にしていこう。
政治の流れを変えていく事が要求実現にとって非常に大切。城陽市長選挙や府知事選挙で、京都から政治の流れを変えるたたかいを進めていく事を確認したい。
京都自治労連 第1805号(2013年8月5日発行)より