機関紙 - 京 深層水
▼脱原発市長会の世話人をしている静岡県湖西市の三上市長に話を伺う機会があった。全国37都道府県85名が参加している。残念ながら京都府からは中山京丹後市長一人の参加。
▼昨年6月には政府に対して、中山市長も参加して大飯原発再稼働に反対の抗議を行った。9月15日には再稼働していた大飯原発4号機が定期点検に入り、日本は再び原発稼働ゼロとなる。
▼米軍Xバンドレーダーの経ヶ岬への設置では住民の声を無視し続けて、国への追随ばかりだったが、高浜原発の再稼働では住民の命と安全を守る表明をするのだろうか。
▼三上湖西市長は8月4日からの平和首長会議で「原子力発電所も核兵器と見なす」決議を提案した。理由は単純明快。「原子力発電所は敵国を攻撃する武器ではありません。しかし万一の時、敵に攻撃されたなら、核兵器に突然変質します。自国民を殺す核兵器になるのです」というものだ。
▼この平和首長会に京都府では26自治体中20自治体が参加している。京都の首長は、被爆68年の広島でどのような思いで聞いていたのだろう。
京都自治労連 第1806号(2013年8月20日発行)より