機関紙 - 知事・京丹後市長は米軍基地の受け入れ撤回を 首長の役割放棄するもの
京丹後市経ヶ岬への米軍レーダー基地配備問題で、山田京都府知事と中山京丹後市長が10日、小野寺防衛大臣と会談し、事実上の受け入れを表明したことに抗議する行動が京丹後市役所周辺(11日)と府庁周辺(17日)で行われました。
山田府知事、中山京丹後市長の米軍基地を受け入れるとの態度表明に、「政府が責任を持つというが、ヘリ墜落事故や米軍犯罪など、政府が責任を持ったことはない」「地方自治の本旨を投げ捨てるもの」などと怒りの声が広がっています。
11日に行われた「米軍基地はいらない京丹後市役所前行動」には、200人を超える市民が参加。米軍基地建設反対丹後連絡会の三野みつる副代表は、「何も問題は解決していない。防衛省の説明会で不安は広がるばかり。これからが運動の始まり」と力強く決意し、米軍基地白紙撤回まで粘り強くたたかおうと参加者に呼びかけました。
米軍基地問題が大きな争点となる府議会が開会した17日の昼休み、府庁東門で宣伝行動が行われ、100人の市民が参加。マイクを握った森府職労委員長は、「軍事同盟ではなく、?問題は話し合いで解決する”が世界の流れ。全国知事会長として体を張ってでも基地受け入れに反対すべき」と厳しく批判し、「たたかいはこれからだ」と決意を表明しました。
京都自治労連 第1808号(2013年9月20日発行)より