機関紙 - 台風18号 災害復旧へ全力 福知山でボランティア活動 21日〜23日 135人が参加
兵庫・和歌山からも自治労連の仲間が34人支援に
台風18号による災害は、9年前の台風23号の被害を上回る甚大なものとなり、懸命な復興への取り組みが行われています。京都自治労連は一日も早い復興へ、緊急の災害ボランティアを呼び掛けたところ、21日〜23日で延べ135人が参加。また、遠く和歌山、兵庫の仲間も「お世話になったお返しを」と34人が駆け付けていただき、大奮闘していただきました。
皆さんの支援で元気がでました
京都自治労連がボランティアに入ったのは、福知山市の戸田地区・土地区を拠点に活動を展開。田んぼや住宅地に流れ着いた膨大なゴミ出しや、床下や道路の側面にビッシリ溜まった泥の除去が主な作業となりました。
9月の彼岸と言っても日差しはまだまだ強く、作業を始めると汗がしたたり落ちてきます。被災地域全体からみれば、活動できた地域はわずかですが、みんなで力を合わせれば困難なように見えた撤去作業もみるみる片付いていき、力を合わせることの素晴らしさを実感できました。
ある住民の方は、「堤防を建設するからと移転に応じたのに、肝心の堤防が未完成で、また災害にあった」「もしもの場合を考えて、基礎を1m高くしたが、それでも床上浸水し、床暖房が台無し残念。家族だけでは、先が見えなかったが、皆さんの支援で元気が出てきました」と感謝をされました。
また、畑で作業されていた年配の女性は「あと少しで収穫の黒豆も、米もダメになった。年寄りの力ではどうしようもない」と嘆いておられました。
力合わせる魅力感じた
初めてボランティアに参加した保育士のNさん(京都市職労)は、「前からボランティアに参加したいと思っていたので、募集のニュースを見て即応募しました。参加してみて、みんなで力を合わせて作業する事に魅力を感じました」と笑顔で語ってくれました。
府へ被災者支援、復旧・復興へ 緊急申入れ 〜府市民総行動実行委員会〜
京都自治労連も参加する、「2013府市民総行動実行委員会」は、9月26日、府知事に、10月3日、京都市長に緊急申入れを行いました。
京都自治労連 第1809号(2013年10月5日発行)より