機関紙 - 「ブラック社会」なくそう 集まれば大きな力 みんなで声を 〜10・6京都青年大集会開催〜
10月6日、京都市東山区で「ブラック社会から人間らしい仕事と暮らしの新しい世界をつくろう」をスローガンに、京都青年大集会2013?WORK WORK REVOLUTION”(同実行委員会主催)が開催されました。約250人の青年学生が集い、京都自治労連から20人を超える青年組合員が参加しました。
明らかになった「ブラック企業」の実態
メイン集会では、NPO法人POSSE代表の今野晴貴さん、ブラック企業被害対策弁護団代表の佐々木亮弁護士をパネリストにシンポジウムを実施。
若者を使い捨てる、使いつぶす働かせ方を強いる「ブラック企業」の実態や安倍政権が狙う労働法制の改悪について報告するとともに、労働組合が無い新興産業の中で「ブラック企業」が広がっていると指摘し、労働組合に結集して団結と共同の力で?ブラック社会”をなくすたたかいをすすめようと呼びかけました。
声高らかにアピール
その後のリレートークでは労働組合青年部や学生自治会、民主団体の青年たちが次々と登壇し、過酷な労働環境を変えたい、人間らしく働ける、生きていける社会をつくりたいなど、力強い決意を語りました。
集会後のパレードは、オリジナルのグッズやプラスター、楽器を鳴らしながら「ブラックなくそう」「過労死なくそう」などコールして繁華街を行進しました。
集会に先立って行われた分科会では、実行委員会が街頭などで集めた「仕事・暮らしアンケート」241人分の実態報告や労働法の専門家である中島正雄氏(京都府立大)の情勢学習、寸劇や紙芝居を交えながら憲法と社会保障を学ぶ分科会など5つの分科会が開かれました。
京都自治労連 第1810号(2013年10月20日発行)より