機関紙 - 生きる希望と働くよろこびを 〜全国青年大集会2010〜
5200人の声と勇気が社会を、政治を変える大きな力
まともに生活できる仕事を!人間らしく働きたい!――5月16日、快晴のなか、東京・明治公園にて「全国青年大集会2010」が開催され、全国から5200人の青年たちが集まりました。京都から120人以上、京都自治労連から16人が参加しました。
声を大きく つながりを強く
青年や学生たちをとりまく雇用や仕事をめぐる環境、働き方、生活は職種を問わず一層深刻になっています。就職難や失業、そして貧困が大きな社会問題となっています。また、労働者派遣法をめぐっては、「穴だらけ」の法案審議がおこなれています。
メイン集会は、マッスルミュージカルによるオープニングパフォーマンスで始まり、偽装請負や派遣切りと正面からたたかってきた全国の仲間が実態を告発。派遣切りにあったある男性は「正直、社会や職場、何かを変えたくて組合に入ったわけではありません。ただ、これなら自分にもできそうだと思ったんです。まだ明日は見えません。でも仲間に出会えて今は最高に楽しい!」と絞り出すように話した言葉に会場は大きな拍手が起こりました。
京都からはトステム綾部で22歳の若さで亡くなった中田衛一さんの過労死裁判を支援する「中田ネット」から、裁判勝利とトステムの社会的責任を果たさせると決意を込めて訴え。
集会アピールを採択後、ジェット風船を大空高く飛ばしてアピールウォークへ出発。むしろ旗、手作りプラカードなど、思い思いのグッズで道行く人にアピールしました。
メイン集会に先立ち、「派遣・非正規」「貧困・住まい」「最低賃金」など20の分科会もおこなわれました。
青年ひとりの声は小さくても、その勇気は社会を動かす大きな力です。諦めないでみんなの力で社会を変える――「人がたくさん集まることはそれだけで力になる。もうガマンせぇへん!」
京都自治労連 第1728号(2010年5月20日発行)より