機関紙 - 京 深層水
▼安倍首相は3年間国政選挙がないからその間にやりたい放題。でも変化のきざしが見えてきた。それは地域からの住民の声とアベノミクスの綻びから。住民の声は何と言っても米軍基地の町、沖縄県名護市の市長選挙からハッキリと聞こえてきた
▼普天間基地の県内移転で名護市辺野古への移転を進める国と県の動きに対し、人口6万1千の自治体がストップをかけた。選挙戦の最終盤のビラには「屈しない選択、誇りある選択、未来への選択」とある。平和な未来の選択は闘ってこその確信を与えてくれるものだ
▼しかし名護市には、京都市でいえば上・中・下京区を合わせた面積に匹敵する米軍基地キャンプハンセン、キャンプシュワブが圧倒的で威圧的な存在感をもって今なお存在し続けている。住民の主権者としての闘いはまだ続く
▼「空にオスプレイ、陸に弾薬庫、海に軍艦」の沖縄の現実は、今まさに京丹後市にも再現されようとしている。今度は私たちが平和な京都の「未来への誇りある選択」をしたい。(I)
京都自治労連 第1817号(2014年2月7日発行)より