機関紙 - 14春闘 各単組で要求づくりスタート 〜災害復旧 人手が足りない、給与削減 とんでもない、暴走政治 ストップ〜
2014年国民春闘は、大手企業の労働組合の要求が出そろうなどまっただ中です。京都自治労連は、2月6日、第185回中央委員会を開催し、全会一致で春闘方針を確立。すべての単組での要求作り運動や、「給与制度の総合的見直し」に反対する取り組み、安倍暴走政治ストップの共同闘争、そして京都府政転換の取り組みなど、各単組で早速14春闘のたたかいが始まっています。
全分会学習会と要求書の作成へ:宇治市職労
宇治市職労は13日、中央委員会を50人の参加で開催し、当面の闘争方針案と14春闘要求書案を提起。63ある分会での学習会の実施と春闘要求書案の討議や分会交渉等を呼び掛けました。
また中央委員会では、関西勤労協の中田進氏を講師に情勢学習会を行うとともに、府職労連の佐藤良弘書記長を講師に京都府政や府庁職場の現状の学習を行いました。一昨年に宇治市など南部を襲った集中豪雨災害の問題があるだけに、府の土木事務所等の在り方についての話に聞き入りました。
給与総合的見直しに怒りの声:京丹後市職労
京丹後市職労では、1月31日に「旗びらき学習会」を開催。松下京都自治労連書記長を講師に「給与制度の総合的見直し」について学習会を行いました。続いて、中川書記長より職場の現状や要求、春闘方針の提案。最後にお楽しみの抽選会も行い、楽しく春闘の意思統一を行いました。京丹後市職労では、すべての職場での学習会、人員闘争、組合員を増やす取り組みに力を入れています。
あっちもこっちも人員が足りない:京丹波町職
2月12日、京丹波町職では、昨年秋に取り組んだ町職独自の職場アンケートの結果や、各分会での春闘要求論議を積み上げての要求書議論を行いました。
多くの執行委員から、人手不足の深刻な職場実態が報告されました。土木の職場からは台風18号による災害対応を行うにも技師の人員が足りない現状、病院職場にレントゲン技師が一人のため休みが取れない実態。窓口対応のある職場での忙しい実態など各職場から具体的事例が次々と出てきます。
また保育職場からは、正規と非正規の職員の賃金格差の問題が出され「近隣自治体と比べても低く、人員確保が困難」。女性部からは、子育て真っ最中や介護を抱えている職員への配慮の問題等次々と要求が出され、活発な会議となりました。
青年も人員要求が切実:青年部
8日に開催された京都自治労連青年部春闘学習会でも、深刻な人員不足問題も発言され、6班に分かれてのグループごとの模擬要求書作成では、「結婚しやすい、ゆとりある人間らしい生活を送れるよう、労働条件の改善を」など人員に関する要求がたくさん出されました。
京都自治労連 第1818号(2014年2月20日発行)より