機関紙 - 京 深層水
▼昨年末の天皇誕生日の記者会見で、「戦後、連合国軍の占領下にあった日本は、平和と民主主義を、守るべき大切なものとして、日本国憲法を作り、様々な改革を行って、今日の日本を築きました。戦争で荒廃した国土を立て直し、かつ、改善していくために当時の我が国の人々の払った努力に対し、深い感謝の気持ちを抱いています。また、当時の知日派の米国人の協力も忘れてはならないことと思います」と天皇は言いました。
▼そして2月の皇太子誕生日記者会見では、「今日の日本は戦後、日本国憲法を基礎として築き上げられ、平和と繁栄を享受している」「今後とも憲法を順守する立場に立ち、事に当たっていく」と皇太子は言いました。
▼憲法第99条は「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」です。天皇がもしもの時に摂政となる皇太子を含め、憲法遵守を語るのは当然至極と言えばそうだが、国務大臣や国会議員が語ることが出来ないのは情けない!(I)
京都自治労連 第1819号(2014年3月5日発行)より