機関紙 - 京都府知事選挙結果について(要旨、4月7日・府民ネットワーク)
暴走政治に対峙!
広がった府民的共同
京都府知事選挙が6日投票で行われ、京都自治労連や京都総評も参加する「世直し府民ネットワーク」の尾崎望氏(小児科医)は、21万5744票(得票率31・0%)を獲得しましたが、及びませんでした。府民ネットの声明の要旨を紹介します。
尾崎望候補への大きなご支持、ご支援に心からお礼を申し上げます。
今度の選挙戦は、消費税増税直後に「2つの審判」を下す全国注視の選挙戦としてたたかってきました。一つは、安倍政権の暴走への審判。もう一つは、安倍政権と一体で暴走する山田府政への審判です。
府民の給与が15年間で125万円も減り、事業所の減少も全国ワースト1と全国最悪の京都経済にもかかわらず、消費税増税の決断に「敬意を表す」と発言する山田知事。丹後への米軍基地建設や原発の再稼働を容認する山田知事。どれをとっても、府民の願いとかけ離れた府政への要求と怒りが渦巻く中での選挙戦でした。
「子どもの貧困根絶」を原点に掲げた尾崎候補の誠実で骨太な人柄に多くの府民のなかで、新たな共感と信頼が広がりました。
相手陣営は、最初から最後まで争点浮上を避け、組織を固める選挙戦に終始しました。
しかし、私たちの運動は、現職陣営を大きく凌駕し、力関係を転換し、府民の多数の支持の流れをつくるにはいたりませんでした。
国の悪政と、一体となって加担する府政のもとで、府民の状況はさらに厳しさを増しています。尾崎候補のかかげた公約実現へ府民のみなさんとの共同をさらに広げ、全力を挙げて奮闘するものです。
京都自治労連 第1822号(2014年4月20日発行)より