機関紙 - 組合の力はすごい 平均5%賃上げ勝ち取る 組合があってよかった 〜こうむ公共一般労働組合福知山市学校給食センター分会〜
昨年11月に結成したこうむ公共一般労組福知山市学校給食センター分会で、2014年度の第7回団体交渉が5月25日に委託会社との間で行われ、平均で5%を超える賃上げを勝ち取りました。
組合立ち上げ交渉の積み重ね
労基法違反の問題だらけの委託会社のもとで、「子どもたちに安全でおいしい給食を届けたい」と、昨年11月に「京都こうむ公共一般労働組合福知山市学校給食センター分会」を立ち上げ、12月4日の第1回団体交渉以来、毎月交渉を重ねてきました。
交渉では、賃金について、会社側は当初平均1%アップを示していましたが、5%のアップを約束させました。また、会社側は「昇給査定評価基準」の導入を提案してきましたが、組合は「査定は受け入れられない。そもそも年俸168万円(月額12万円)が低すぎる。賃金水準の底上げを」と強く主張。組合員集会で議論を重ねて「年収200万以上の組合員は1%アップで我慢し、最低年俸168万を183万円以上に9・2%アップ」で合意しました。
「労働者犠牲の委託ではなく労働者が誇りと働きがいをもって仕事ができるような公契約条例の制定など広く世間にアピールする運動が求められます」と広瀬美奈子分会長。「パート労働者の加入も増えた。働きやすい職場めざしさらにがんばる」と決意を語っています。
京都自治労連 第1825号(2014年6月5日発行)より