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機関紙 - 一人ひとりが体感した133通りの「沖縄」

一人ひとりが体感した133通りの「沖縄」

カテゴリ : 
組合活動
 2014/7/1 9:50

 「おきプロNEXT」に参加した一人ひとりが沖縄の現実と向き合い、また全国や京都の仲間と交流するという貴重な経験を得ることができました。参加者から届いた感想を一部紹介します。(参加者全員分の感想は報告集へ掲載します)

小さくても行動することが大事:城陽市職労 A

 平和学習で、米軍機が小学校に墜落し、多くの犠牲者が出たという話を聞いたことが一番印象に残っています。墜落した時に「何もできなかった」との意見と、「米軍機を飛ばすことに反対すべきだった」との意見があったことを聞き、自分も出来ることを考え、小さくても行動することが必要だと感じました。

一番の収穫は仲間とのつながり:伊根町職 B

 基地問題、戦争等について、教科書だけでは学べない貴重なお話や、現地見学はとても勉強になりました。全国の交流会は、各地の特色ある施策や様々な意見等、参考になる話が聞け、「伊根町もまだまだ頑張らないと!」と思いました。初対面なのにこれほど一体になれるのはすごいと感じています。全国の仲間と交流でき、つながりができたことが一番の収穫でした。今後も仲間との絆を深めていきたいと思います。

沖縄に対するイメージが変わった:南丹市職 C

 この企画を知った時、「やった!沖縄に行ける!楽しそう!」と思っていました。実際に沖縄に行き、平和学習を通して、沖縄に対してのイメージが変わりました。戦争という悲しい過去が残る地であるということが深く心に響きました。これから沖縄に訪れる際は、ただ楽しいだけでなく、悲しい過去があったことも踏まえたいと思います。

この経験を多くの人に伝えたい:与謝野町職 D

 色々な人と交流できたことも良かったですが、一番はおきプロに行かなければ知らなかったことが学習できたことです。ガマは現地へ行くと写真だけでは分からなかった狭さや暗闇といった体験、現地の人の話があり、今の私には当時の人の気持ちは本当の理解としては出来ないような気がしました。想像するだけでも辛いです。帰ってから、現地の人が伝えたいことを少しでも伝えていかなければと思います。

1500人のパワーを実感:綾部市職労 E

 全国企画で普段会うことのない都道府県の方々と交流することができ良い経験となりました。ファイナルイベントでは1500人で一つのことをするという経験をすることができ、みなさんのパワーを実感できました。このおきプロNEXTを通じて、知識を深めていくキッカケになればと思っています。

実際に見て体験することが重要:京丹波町職 F

 沖縄で感じたことは、マスコミの報道で思っていた基地についての認識が甘かったということです。平和学習の際、「このそばには米軍の演習場がある」「フェンスの向こうは米軍基地です」と何度もアナウンスがあり、いたるところに張り巡らされたフェンスを見て、沖縄がフェンス(基地)に囲われているように思えました。どんなことでも実際に見て、体験することが重要なんだと感じています。

同世代との交流が自分への励みに:南山城村職 G

 おきプロNEXTを通じて、他市町村や全国の同世代の方々と交流を持つことができ、今後の自分自身の励みになりました。今後もこういった取り組みにどんどん参加していきたい!

百聞は一見に如かず:舞鶴市職労 H

 沖縄は観光地というイメージでいましたが、今回のガマなどの見学で新たなことに気づき、自分の中での考え方を変えることができました。沖縄という所を「楽しい」だけでなく「過去の傷跡」が残り、今でもその傷跡があるということに目を向け、沖縄を知っていきたいと思いました。

平和の取り組みに積極的に参加したい:精華町職 I

 おきプロNEXTを通じ、沖縄には悲劇的な過去がある事と、現在も抱える基地問題がある事を再確認する事が出来た。現状の基地問題を解決する事や、悲劇を再び起こす事のないようにするために、平和に向けての取り組み等には積極的に参加し、自分一人でも力になれるようにしたい。

学び、感じたことを今後につなげたい:大山崎町職 J

 平和学習では考えさせられることばかりでした。ガマに足を踏み入れたのも初めてで、ガイドさんのお話しも実際の体験者の手記など交えたものだったので、戦争を知らない世代ながらも当時の状況をイメージして恐ろしくなりました。まだまだ知らないことが多く、正しい認識と、今後どう歩んでいくかが大切だと感じました。学んだこと、感じたことを今後につなげていきたいです。

今の?平和”を次の世代へつなげたい:京都市職労 K

 軽い気持ちで参加したけど「平和って何だろう?」「私たちに出来る事は何だろう?」と考え方が変わりました。平和学習を通じて、私たちは今の平和を次の世代へつなげていく義務があることを感じました。そして私自身、平和についてもっと学びたいと思いました。全国の仲間との交流も出来て良い経験ができました。明日からも頑張ります。

交流・学習の経験がこれからにつながる:宇治環嘱労 L

 組合を結成して自治労連に入ったからこそ参加できました。おきプロを通して、たくさんの人と交流をした経験、学習して感じたことをこれからの組合活動につなげていけると思います。とても楽しい3日間で参加して良かったです。

過去を学び、見る視点が変わった:宇治市職労 M

 ガマがどんなものなのか知りませんでしたが、ガイドさんから沖縄戦の話や、長い間食料の蓄えもなくギリギリの精神状態で過ごしていた事、死と直面していた事を教えてもらいました。それを聞いてからの平和祈念資料館からは完全に見る視点が変わり、その場所へ行く事の重みをとても感じました。過去の歴史を学び、感じる事の大切さを知ることができました。


京都自治労連 第1826号(2014年6月20日発行)より

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