機関紙 - 組合にはいったよ 経験を生かして即戦力でがんばりたい
今年、南丹市が募集した「社会人枠」で採用された2人が組合に加入されました。さっそくお話を伺ってきました。
台風被害復旧、学校の耐震工事に奔走
「前から地元に帰って仕事したいと思っていたので、今回の社会人枠の採用試験を受けました」と入庁のきっかけを話してくれたNさん。以前は砂防ダムの建設や下水道の敷設、架橋など公共事業を請け負っていました。市役所での配属先は都市計画課。早速、昨年の台風被害の復旧で4カ所ぐらいを受け持って、現場と市役所を行き来する毎日です。「以前は受注する側、今は発注する側で立場が逆転していますから、今までとは違った責任を感じています」とNさん。経験のない規模の大きい工事もあり責任感に緊張気味です。
京都市内の建設会社に勤めていたTさんも社会人枠で今年採用された一人。名刺には『技師』と記載されています。「一般住宅からマンションまで、設計や建物構造診断なども担当していました」。Tさんは現在、教育委員会の教育総務課に所属しています。「?技師?なのに教育委員会の総務課ですか?」と聞くと「学校の統廃合があり、施設の転用や改装の管理を行っているからです」。学校を中心とした施設の耐震工事も重要な課題とのこと。「地元で住民の安全に関わる仕事ができてうれしいです」とやりがいを話してくれました。
忙しさは民間とは変わらない
「民間で働いていたころと比べて、市役所の仕事はどうですか?」と二人に聞いてみました。
Nさんは「忙しさはあまり変わりませんね。まだ3カ月ですが、組織が大きいなあ」と、あらゆる分野の部課があってびっくりしたといいます。Tさんはそこでの連絡や調整がたのしいと話します。「人と話をするのが好きなので、多くの人と知り合いになりたいですね」「組合には、早く多くの人と出会えることを期待して加入しました」。
二人とも、「即戦力」への期待に緊張とやりがいを感じているようです。また、地元での新たなスタートに、地域に様々な面で関わって行きたいと話してくれました。
京都自治労連 第1826号(2014年6月20日発行)より