機関紙 - 京 深層水
▼こんな時こそ日本国憲法!それにしても安倍内閣の暴走は半端じゃない。記者会見の際の姿勢、髪型や語り口、間の取り方、抑揚、目線の位置、用意される小道具の類すべてがいやらしいくらいに周到に準備されている。
▼特に集団的自衛権を語るときは外交課題などには一切触れず家族、子ども、母親など対極に位置する人たちへの空虚な優しさ満載の言葉を連発する。
▼ナルシシズムという言葉がある。フロイトの心理学において初めて使われたそうだ。自己陶酔、執着、他者の排除、自己目的達成による自己満足、そして周囲からの注目、自慢。
▼同時に、極端な事例による問題すり替え、他人の感情への共感のなさ、他者への非情な態度、無意識ながらの過剰な他人依存そして自己満足。
▼こんなふうに並べてみると、安倍首相の人となりがわかってくる。そして公明党への対応も至極当然となる。この安倍首相の異様なまでの高揚感、熱気は周囲を巻込みやすいのも事実だ。もう退陣しかないな。(I)
京都自治労連 第1827号(2014年7月5日発行)より