機関紙 - 組合にはいったよ 宇治市を世界一の街にしたい
4月に採用されて3ヵ月が過ぎ、自分の仕事が見えてきたこの時期。宇治市職労に加入した同じ建設総務分会の2人を取材しました。
Aさんは、中学生まで宇治市、その後城陽市に移りますが、高校は宇治市内の高校に通っていたため「私は、ほぼ『宇治人』なんです。だから宇治で働こうと思いました」。採用前は宇治市の子ども福祉課や資産税課、広報課などでアルバイトをしていて「あまり違和感なく職場に入ることができました」と自然体です。
もうひとりのBさんは、大学で農業土木を専攻、森林や砂防について詳しく、一昨年、昨年の豪雨被害について知っていたとのこと。「学んだことを活かし、お役に立てるかなあと採用試験を受けました」と志望動機を話してくれました。Bさんは「大学が鳥取県で、2月末に採用通知が来て、3月に卒業。あわただしく宇治市に移ってきました」と、入庁までの忙しさを思い出していました。
法律、条令、行政用語を勉強中
この2人の配属先は建設総務課。Aさんは『私道』を整理して『市道』として整備していく仕事をしています。「法務局と市役所を往復しています」「法律や条令、行政用語がとびかって…勉強の毎日です。組織の仕組みもわかってきました」。
Bさんは、道路の電柱や道理下の配管などの設置・敷設申請の許可や相談業務を行っています。「技師として採用されましたが、同じ土木でも農業土木と工業土木とは違いますから学んだことを活かして…とはいきません。でも発見や積み重ねが楽しいです」。
職場に配属されて3ヵ月経ち、2人とも自分の仕事の中身がようやくみえてきた感じだそうです。
住民が安心して暮らせる世界一
話を聞くと仕事では苦労している2人ですが、「面接のときに『宇治市を世界一の都市にしたい』って言ったんですよね!がんばらなきゃ!」とAさん。「先輩からこの仕事はものになるまで3年かかると言われました。こつこつ積み上げていきたいです。新しい課題や新しい出会いを楽しんでいます」とBさん。大変な中でも前向きな明るい笑顔が返ってきました。
プライベートは?との問いに、Aさんは「テニスサークルに入りました。同期がたくさんいるし!」。Bさんは「大学でやっていた弓道を続けたいです。近くでできる所を探さなきゃ」と、こちらも前向きです。
京都自治労連 第1827号(2014年7月5日発行)より