機関紙 - 参院選で問いたい なぜ今、新党ブーム
「民主党は自民党よりましかと思ったけれど、裏切られた」――有権者のそんな思いの「受け皿」になろうと、参院選に向け新党結成が相次ぎました。民主党でも自民党でもない「第3極をめざす」といいますが、主張やメンバーの多くは従来の自民党そのもの。「自民党という泥舟から逃げ出した」と言われるのもうなずけます。
新党ブームの端緒となった「みんなの党」。政策の柱は国民サービスを低下させる公務員大幅削減や公務員制度「改革」です。
自民党の中核にいた議員の「たちあがれ日本」。結党宣言や綱領に「自主憲法制定」を掲げます。
元首長で立ちあげた「日本創新党」の主張は、公務員の大幅削減、改憲、消費税率10%など。
「新党改革」はマスコミから「政党助成金目当ての結成では」との指摘も。
京都自治労連 第1730号(2010年6月20日発行)より