機関紙 - 京都市と市立病院は青いとり保育園の雇用と保育を守れ!
京都市立病院と京都市による、市立病院院内保育所「青いとり保育園」の職員の「不当解雇」が大きな問題となっています。2月25日には、250人が参加して緊急集会が開催され、市立病院まで抗議のデモが行われました。
子どもたちのために
京都市立病院は、院内保育所「青いとり保育園」の運営に関わり、適正な保育水準を担保するために自らが設計した募集上限金額9650万円を、大きく下回る6636万円を提案した「アートチャイルドケア株式会社」を選定。提示された基本給は13万円で、生活できない賃金。しかも、契約変更にあたりこれまで働いてきたほとんどの保育士らの雇用が継続されない異常事態となっています。
25日の抗議集会では、看護師の保護者から「こんな金額では保育の質が守られない」「どうして信頼している保育園の先生に見てもらえないのか」。保育士からは、「子どもたちを守り、青いとり保育園の保育を守るため、最後まで頑張る」などと怒りの発言が相次ぎました。
集会後のデモにも、集会参加の多くの市民が参加。「市立病院と京都市は、青いとり保育園の保育と雇用に責任を持て」とシュプレヒコールを行い、市民の大きな注目を集めました。公務関連の職場でこのような無法を許すことは、更なる低賃金、職場環境悪化に道を開きます。抗議の声を集中させましょう。
京都自治労連 第1843号(2015年3月5日発行)より