機関紙 - 各地で広がる期待 青年がＮＰＴの感動、世界の変化を市民に伝える 〜城陽・亀岡で市民との共同報告集会開く〜
核兵器廃絶を求めて、平和行進や原水爆禁止世界大会に向けての取り組みが府内各地ではじまっています。
こうした中で、城陽市と亀岡市で、核兵器廃絶願う市民集会が開催され、ＮＰＴニューヨーク行動に参加した京都自治労連の仲間が活躍。青年の視点での瑞々しい報告は、何処でも大好評。「わがまちにも頑張っている若者がいる」と期待が広がっています。
城陽：核のない世界は万国共通貴重な体験今後に生かす
城陽市職労と「くらし・民主・平和をまもる城陽懇話会」の共催で「ＮＰＴ再検討会議帰国報告と平和のまちづくりを進めるつどい」が６月23日に開催され、組合員や城陽市民など約50人が参加。
会場となった鴻巣会館ホールには、ＮＰＴ代表団がニューヨークで掲げた寄せ書き横断幕や、写真パネルも掲げられ臨場感を伝える会場となりました。
つどいでは、ニューヨーク行動のビデオを上映し、ＮＰＴに参加した城陽市職労青年部のＡさんとＢさんが報告。
Ａさんは、「一万人を越えるパレードは人であふれすごかった。ニューヨークの平和活動は活発。京都から来たことをアピールしようとハッピや羽織・袴、ちょんまげ姿、大きな横断幕でアピール、よく目立った」「核兵器のない世界への願いは世界共通。情報は自分から動いてつかまなければならないことが良く分かった。テロも戦争も核兵器もない世界に向けて頑張っていきたい」と決意を述べました。
Ｂさんは、「集会・パレードがとても印象的。中でも、家族のほとんどを原爆で失った女性の演説は、感情がこもっていてとても印象深く、その女性の声だけで、原爆がどれほど悲痛なものか分ったのではないか」「署名行動では、署名用紙を見せると快くたくさんの人が協力してくれた」「多くの貴重な体験ができた。その経験は大きな糧となって自分の中にしみこんでいる。今後の組合活動や仕事に生かしていきたい」と力強く決意を語りました。
つづいて、「ＮＰＴ再検討会議の成果と課題」について京都原水協常任理事の西山執行委員が講演。
また、福祉保育労からニューヨーク行動に参加した２人の青年も参加し発言。相次ぐ青年の頼もしい発言に会場が華やぎ、明るい集会となりました。
集会の最後に杉浦城陽市職労委員長が「この集いをきっかけに、みんなで平和問題を考え、行動しよう」と訴えました。
亀岡：今後も平和活動にとりくむ決意に大きな拍手
亀岡市では、６月議会で『世界連邦・非核平和都市宣言』が制定された事を「喜ぶ市民のつどい」が、６月21日に行われ、亀岡市職のＣさんがＮＰＴ行動の模様や体験し学んだ事を報告。帰国後、職場で報告会などに取り組み、今後も平和活動に取り組んで行きたいと決意を述べると大きな拍手が会場から起こり「亀岡から若い人がＮＰＴに参加。こんな嬉しいことはない」などの声が寄せられました。
京都自治労連 第1731号（2010年7月5日発行）より