機関紙 - 福井地裁 高浜原発の再稼働を認めず 今こそ山田知事は、再稼働反対の立場に
福井地裁は4月14日、関西電力高浜原発3号、4号機の運転差し止めの仮処分決定を出しました。この決定は、ただちに効力を発揮します。関電は、17日、不服申し立てと決定の執行停止請求を行いましたが、主張が認められない限り再稼働はできません。
決定は、「基準値振動を超える地震が高浜原発に来ないというのは根拠の乏しい楽観的見通しにすぎず、現実的で切迫した危険がある」と指摘。さらに、国の原子力規制委員会の規制基準は「緩やかすぎて、適合しても安全性が確保されていない」と厳しく指摘しました。
安倍政権と関西電力は、福井地裁の仮処分決定を真摯に受け止め、再稼働断念の決断を下すべきです。山田知事は、府民のいのちと安全、司法の判断を尊重し、今こそ、原発再稼働に反対の姿勢を示し、政府と関西電力に再稼働を断念するよう強く働きかけるべきです。
京都自治労連 第1846号(2015年4月20日発行)より