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機関紙 - 核兵器の禁止が、NPT再検討会議ではじめて本格的に議論

核兵器の禁止が、NPT再検討会議ではじめて本格的に議論

カテゴリ : 
組合活動
 2015/5/27 10:10

「市民社会の行動はとても力になります」
〜再検討会議タウスフェルーキ議長が、633万の署名を受け取る。

4月25日〜5月1日 NPT再検討会議ニューヨーク行動

 NPT(核不拡散条約)再検討会議が、4月27日から5月22日の日程で、ニューヨークの国連本部で開催されています。5年に一度の会議です。この5年間の間に、「核兵器の非人道性と不使用を求める」声明に賛同する国は、35カ国(2012年)から125カ国(13年)、155カ国(14年)と増え、今回初めて「核兵器の使用禁止」が本格的に議論になるなど、核兵器の廃絶に向けて大きな前進を示しています。

 日本原水協からは被爆者50人を含む1058人の代表団がニューヨーク行動に参加し、国際会議や平和フェスティバルへの参加、国連、各国政府代表への要請、アメリカ7都市での要請や学校での被爆証言、国連の「原爆展」でのガイド活動、ニューヨーク市内での署名対話活動など、取り組みました。京都自治労連からは日本原水協の一員として、10人がニューヨーク行動に参加。その奮闘を紹介します。

4月26日
セントラルパークで署名活動、1万人での大通りパレード

セントラルパークで署名行動

 署名行動を26日と28日、セントラルパークにてのべ3時間程実施しました。ランニングや自転車の方が多く、散歩の方中心に声をかけました。日本と違い、無視する方はなく、「ノーサンクス」や文字を読んでから協力してくれる人など、もう少し話すことができれば、との思いが膨らんだやりがいのある署名活動でした。

国連近くのダグ・ハマショルド広場までパレード

 皆さんから「寄せ書き」をいただいた「横断幕」2枚をもち、パレードに参加。パタパタ鶴を沿道の方に配ると笑顔が返ってきます。NYでは、警察官もにこやかで、鶴を受け取ってくれたり、写真に入ってくれるなど、フレンドリーでした。2時間近く大通りをパレードし、ダグ・ハマショルド広場に到着しました。

NPT再検討会議議長「歓迎する」

 日本原水協の署名633万6205人分と、平和市長会議の署名110万人分を提出。3人の国際行動デー共同議長のうち1人、ジョセフ・ガーソン氏は、日本と米国内で集めた合計800万人分の署名を国連に提出したと報告。NPT再検討会議議長のフェルキ氏は、「私はこの署名の目標を共有します。核兵器の廃絶は国や政府だけの仕事ではない」と述べました。

4月27日
米反戦労働者連合(USLAW)との交流
国際シンポジウム

米反戦労働者連合(USLAW)と全労連の交流集会

 27日午前中に、全労連と米反戦労働者連合(USLAW)との交流集会がありました。USLAW(US Labor Against War)は、イラク戦争のときに結成され、その後も、様々な労組に結集を呼びかけ継続した活動を展開しています。全労連・野村副議長の「国際的連帯で核兵器を推進する勢力を包囲しよう」との挨拶、USLAWからはケルガド氏が「時給15ドルの運動を紹介しながら平和と福祉を守る闘いはどこでも同じ」、マイケル・ズウィング全国役員はイラク戦争反対、兵器産業労働者も視野に、などの話がありました。JMIUの青年が平和行進等の発言、全教、医労連などから日本での運動の紹介がありました。福祉保育労からは、宇治の福祉保育労くりくま保育園分会のAさんから、「子どもには、自分の思いを言葉で伝え、相手の思いにも耳を傾け、友達を大切に接している。戦争や暴力は解決にはつながらないとの立場から、平和運動にも取り組み、保護者からの署名や毎週駅頭宣伝など行っている」との発言がありました。

日本原水協国際シンポジウム

 会場には1058人の日本原水協代表団が集まりました。安井事務局長の報告に続き、セルジオ・ドゥアルテ元国連軍縮問題担当上級代表、メキシコのホレヘ・ロモナコ軍縮大使、アメリカフレンズ奉仕委員会のジョセフ・ガーソン氏、イギリス核軍縮運動のジェニー・グレグ氏によるシンポジウム、会場発言と刺激的な内容でした。イギリス総選挙での「トライデント核潜水艦システム更新より福祉へ」の争点化やシアトルから参加の方の発言、被爆2世の方の訴えなどがありました。

4月28日
ニューヨーク市職労連との交流集会

 28日は、朝からニューヨーク市職労連との交流集会がありました。果物たっぷりの朝食まで準備していただき、帰りには、組合のTシャツと帽子までいただきました。12万人+退職者5万人の組合だそうで、一般事務職、裁判員などの52支部が加わり、職種は約1000。動物園職員、建築職、電気職、環境職などです。警察も消防も団結権があり組合があるが別組合、地下鉄も別組合で数年前のストライキでは、賃上げも勝ち取ったが、ストに対する罰金がある、とのこと。もらったTシャツの背中には、「ニューヨークをハッピーにしよう」とのスローガン。非正規雇用職員の雇い止め、民間委託に反対する運動、組織拡大など、いくつも共通の課題があり勉強になりました。

自治体労働者平和のつどいinNY

 午後からは、SEIUの組合ビルの大会議室で自治労連の集会がありました。自治労連は全国から93人がNY行動に参加しました。
 来賓として被爆者団体協議会の田中事務局長、松井一実広島市長から挨拶を受けました。また、元労組活動家で現在「ピース&プラネット」で平和問題を担当するパットフリーさんからアメリカの労働運動の歴史や平和運動の課題など話があり理解が深まりました。自治労連・福島副委員長の情勢報告と各ブロックからの紹介と3分スピーチがありました。京都からは、京都市職労・Bさんが職場での学習運動などについて報告しました。


京都自治労連 第1848号(2015年5月20日発行)より

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