機関紙 - 組合活動カテゴリのエントリ
京都府の人事委員会勧告に向けての作業が大詰めを迎える中で、京都自治労連の都市職協議会と町村職協議会は、9月28日、府人事委員会へ「『給与制度の総合的見直し』の中止ならびに国の人事院勧告に追随せず、公務労働者の生活改善につながる府人事委員会勧告を求める要請書」を提出するとともに、申し入れ懇談を行いました。
また、都市職と町村職で集めた府人事委員会委員長宛の個人署名1241筆分を職場の声として提出し、労働基本権制約の役割を果たすよう強く求めました。同席した京都自治労連女性部は、職員の立場に立った勧告を行うよう、女性部としての要請書を提出しました。
京都自治労連 第1905号(2017年10月5日発行)より
「組合に入ったよ」も今年度最終回。今年入庁された方々も6ヶ月がすぎ、仕事に慣れてきた頃です。今回は、亀岡市の保育所で担任を持ってがんばっている男性保育士を取材しました。
採用試験で緊張!「落ちたと思った」
「採用試験があったのは昨年の今頃ですね」と話し始めてくれたAさん。今年4月に新卒で亀岡市に採用されました。Aさんは宇治市出身ですが、保育士になりたかったAさんが最初に受験したのが、亀岡市だったそうで、「実技試験で落ちたと思いましたから、採用通知が届いてうれしかったです」と試験でのエピソードを話してくれました。「面接試験で想定していた質問がほとんど出なくて、顔が熱くなるのを感じました。実技試験では実際に子どもがいるクラスで行われて、子どもに『ピアノ、下手だね』とその場で言われてしまい、ガックリして帰りました」とAさん。採用通知が届いてすぐに「亀岡市でがんばろう」と決め、亀岡市内に引っ越しました。
「教育実習でのわずか数週間でも、子どもの成長がわかるんですよ。『責任重大、がんばろう』と決意をあらたにしました」。
さっそく2歳児担任 一日過ぎるのが早い
Aさんは、4月から2歳児クラスを一人で担任しています。「最初の1ヶ月は、自分がどうクラスを運営していくのか悪戦苦闘していました。先輩や援助員さんのサポート、アドバイスがうれしいし、みんなで保育所全体が運営され、子どもが活き活きしているのが判ってきました」。とはいえ、今でも毎日忙しい。「一日が早いです。季節ごとのイベントもあるし…緊張感を切らさないようにしています」。最近、ようやく次の日のことを考えられるようになったとのこと。Aさんの趣味は車とオートバイ。「のんびり遠出したいけど、今は仕事が第一ですね」
仲間同士の交流に期待 自治研活動も
最後に、組合加入について聞きました。「保育所間の情報交換や保育士同士の交流もしたいですね。学習も!府内外の自治体の保育の様子や事例なども知りたいです」と組合への期待も話してくれました。
まだ半年、されど半年。笑顔の中に自信とやりがいをうかがわせる好青年に出会いました。
京都自治労連 第1905号(2017年10月5日発行)より
府人事委員会勧告が10月中旬に予想されるもとで、17秋季年末確定闘争の取り組みが、単組、地協、専門部で活発に行われています。女性部が単組代表者会議、丹後地協が定期大会を開催しました。
学んで交流すれば、みんな元気に 女性部が単組代表者会議
京都自治労連女性部は9月24日、第1回単組代表者会議を開催し、9単組14人が参加。福島委員長を講師に、「私たちの賃金決定と人勧」と題してしっかりと1時間学習会。その後、執行部から方針提案を受けて討論を行いました。
討論では、「『憲法の観点で働き方を見直す』や『乳がん学習会』などに取り組んでいる」(京都市職労)、「保育園の民営化が決定していたが、反対運動の甲斐あって4年間の存続が発表された」(大山崎町職)、「要求書作成へアンケートなどに取り組んでいく」(精華町職)など、元気な発言が相次ぎました。
京都自治労連 第1905号(2017年10月5日発行)より
第3回丹後地協定期大会が10月2日、野田川わーくぱる(与謝野町)で開催され、代議員30人が出席しました。討論では年末確定闘争に向けた取り組み、府職労からは京都府人事委員会との交渉の様子などが報告されました。
新議長に選出されたBさん(京丹後市職労)から、丹後地協各単組・支部の活動交流と学習を重視した取り組みを行っていく決意が語られました。
大会終了後、京都自治労連の松下書記長を講師に17人勧と「会計年度任用職員」学習会が行われました。
京都自治労連 第1905号(2017年10月5日発行)より
「安倍9条改憲NO!全国市民アクション・京都」(略称「アクション京都」)の結成のつどいが9月25日、京都市内で開かれ、150人を超える市民が参加しました。
アクション京都の結成に向けては、「平和憲法を守り生かす共同センター」や「戦争をさせない1000人委員会京都連絡会」「憲法9条京都の会」らが相談会を呼びかけ、準備を行ってきました。
つどいでは、各団体の代表らが発言。「学者の会」の高山佳奈子京大教授は、「憲法は全体が戦力不保持で組み立てられており、9条だけを変えると意味不明になる。モナリザの顔にヒトラーのチョビ髭を書き加えるようなものだ」と安倍9条改憲を、ユーモアを交えながら痛烈に批判しました。
つどいでは、「全国3000万署名」に積極的に応え、京都での目標を60万筆とし、来年5月までに集めることなどを確認しました。
京都自治労連 第1905号(2017年10月5日発行)より
9月24日、京都総評が「いのち守る署名統一行動」を行いました。ラボール京都で意思統一集会を行い、西院交差点で宣伝署名活動、その後、周辺の住宅へ署名をもって訪問行動に取り組みました。30人が参加して、100筆が集まりました。
ラボール京都周辺への訪問署名行動では、府職労連と京都市職労の参加者が、路地に入っての訪問署名に取り組みました。留守以外では多くのところで対話でき、「安心して老後が過ごせる医療・介護にしてほしい」「国保料が高い。何とかならんか」などと切実な声が寄せられました。
参加者からは、「足を踏み出せば、切実な要求がたくさんあり、対話できることが分かった」「もっともっと署名行動参加者を広げたい」など、感想が寄せられました。
京都自治労連 第1905号(2017年10月5日発行)より
沖縄戦の過去、米軍基地問題で揺れる現在、その未来は――。青年部の沖縄平和ツアーを今年も実施します。自分の目で見る、耳で聞く、肌で感じる、憲法や地方自治の視点からリアルな沖縄の今を学びましょう。
- 日程 11月11日(土)〜13日(月)〈2泊3日〉
- 訪問地 平和祈念資料館、ガマ、名護市辺野古、東村高江など
- 定員 30人
- 参加費 55,000円(往復飛行機、2泊、2朝食、1昼食、2夕食付)
- 募集〆切 10月19日(木)
各単組を通じてお申し込みください。
参加費等は各単組でご相談ください。
京都自治労連 第1905号(2017年10月5日発行)より
京都自治労連 第196回中央委員会
●日時:10月12日(木)10:30〜
●場所:ラボール京都第8会議室
●議題:17秋季年末闘争方針について他
府人事委員会への要請署名を全職員から集めよう!
京都自治労連 第1904号(2017年9月20日発行)より
安倍政権による憲法9条改悪の動きが強まるなか、改憲を阻止しようと広範な人々が集まり、新たな市民団体「安倍9条改憲NO! 全国市民アクション」が結成され、9条改憲阻む3000万人署名が呼びかけられました。憲法擁護の義務がある公務労働者・労働組合として、職場・地域から「安倍9条改憲NO」の署名運動に取り組みましょう。
憲法守る共同さらに大きく
「安倍9条改憲NO! 全国市民アクション」の発起人は、有馬頼底さん(臨済宗相国寺派管長)、梅原猛さん(哲学者)、瀬戸内寂聴さん(作家)、浜矩子さん(同志社大学教授)、益川敏英さん(京都大学名誉教授)の京都にゆかりのある著名人の皆さんなど19氏です。
9月8日には、東京でキックオフ(発足)集会が開催され、会場あふれる1500人を超える市民が参加。「広範な人たちと共同して、?地殻変動?を起こし、憲法9条改悪をやめさせよう」と3000万人署名を取り組むことが呼びかけられました。
京都でも発足
京都においても、「全国市民アクション」の結成は大歓迎され、幅広い市民や団体で「安倍9条改憲NO!全国市民アクション・京都」が結成されます。結成集会を9月25日(月)、ハートピア京都ホールで計画されています。
この署名待っていた
京都自治労連は、「全国市民アクション」の結成を大歓迎し、キックオフ集会が行われた9月8日の夕方、阪急西院駅前で「安倍9条改憲NO!」文字と京都になじみのある発起人の皆さんの名前が入った横断幕を掲げて、3000万人署名を行いました。横断幕は大変注目され、仕事帰りに足を止めて見入る人や、「この署名を待っていました」と快く署名に応じてくれる市民など、インパクトのある行動になりました。
安倍政権倒す歴史的チャンス
9月28日からの臨時国会での冒頭解散が濃厚の情勢です。今回の解散総選挙は、森友・加計疑惑隠し解散です。くらし破壊、戦争する国づくり、国政を私物化する安倍政権に審判を下し、安倍政権を打倒しましょう。
「安倍9条改憲NO!
全国市民アクション」の発起人(敬称略)
有馬 頼底(臨済宗相国寺派管長)
梅原 猛(哲学者)
瀬戸内寂聴(作家)
浜 矩子(同志社大学教授)
益川 敏英(京都大学名誉教授)
内田 樹(神戸女学院大学名誉教授)
落合 恵子(作家)
鎌田 慧(ルポライター)
鎌田 寛(諏訪中央病院名誉医院長)
香山 リカ(精神科医)
佐高 信(ジャーナリスト)
澤地 久枝(作家)
杉原 康雄(一橋大学名誉教授)
田中 優子(法政大学教授)
田原総一郎(ジャーナリスト)
暉峻 淑子(埼玉大学名誉教授)
なかにし礼(作家・作詞家)
樋口 陽一(東北大学・東京大学名誉教授)
森村 誠一(作家)
京都自治労連 第1904号(2017年9月20日発行)より
9月12日、京都市職労女性部は、「憲法から『働き方改革』を検証する」と題した昼休み憲法学習会を開催。
講師の毛利弁護士(京都南法律事務所)は、「安倍働き方改革とは何か」について、「憲法と労働者の命と健康」から入って分かりやすく解明し、労働者の命と健康を企業の利益に劣後していると厳しく批判しました。参加者からは、「短い時間でもよく分かった」と好評で、第二弾の学習会を10月3日(火)に計画しています。
京都自治労連 第1904号(2017年9月20日発行)より