機関紙 - 組合活動カテゴリのエントリ
1月27日、京都総評は、京都市営地下鉄の「自衛官候補生募集中」のつり広告に抗議する緊急申入れを行いました。
つり広告は、烏丸線20編成のうちの1編成6車両のすべてにつり革とつり革の間に掲示されたもので、「お持ち帰りください」と書かれ、持ち帰ることができるものです。
梶川京都総評議長は、「南スーダン等への自衛隊の海外派兵が差し迫っている中で、自衛隊員が違憲の武力行使をする危険が差し迫っているときに、京都市が直接責任を持つ市営地下鉄にこのような広告を出すことは市民を危険にさらす募集を容認し率先推進することになる」などと厳しく批判し、?即刻撤去と今後このようなことは行わないこと。?広告と個人情報の提供に協力した責任を明確にすることを強く求めました。
京都自治労連 第1865号(2016年2月5日発行)より
▼天皇は昨年の新年「満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくことが、今、極めて大切なこと」と述べ、4月にはパラオ共和国ペリリュー島に慰霊の訪問旅行。
▼旧日本軍が従来の突撃玉砕戦術から持久戦に転換した戦いで、1万の日本兵と数千の米海兵隊の悲惨な死となった。その後沖縄戦に持久戦は引継がれ膨大な死者を出した。天皇は日本の戦没者の碑と米国の慰霊碑に供花した。夏にはパラオからの引揚げ者が入植した宮城県の北原尾(地名はパラオから)も訪ねている。
▼年末記者会見では「先の戦争のことを十分に知り、考えを深めていくことが日本の将来にとって極めて大切なこと」と言っている。
▼1月はフィリピンに慰霊の旅。マニラ市街戦を含むフィリピン人戦没者を悼む「無名戦士の墓」を訪れたが、日本のマスコミはペリリュー島米軍慰霊碑訪問と同じくほとんど触れずじまい。翌々日の日本の「比島戦没者の碑」だけは大々的に報道。(I)
京都自治労連 第1865号(2016年2月5日発行)より
1月20日、伊根町職が賃金勉強会を開催。取り組みの様子を濱野秋芳委員長に寄せていただきました。
近年、組合員全体の年齢層が下がり、若い組合員が多くなる中で、伊根町では2005年の給与構造改革を知らない職員が半数以上いる状況でした。勉強会を行うきっかけは、伊根町でも「総合的見直し」導入が検討されていた中で、自分たちの給与の仕組みを知らない組合員が多くいるのではないだろうか、との疑問が執行部にありました。
しかし、私たち執行部も若く、勉強会の資料作成や説明に不安を感じていたため、京都自治労連に相談し、講師を派遣していただけることになりました。勉強会当日は20人の参加があり、京都自治労連の松下書記長を講師に賃金決定の仕組みや15人勧と「総合的見直し」の問題点について学びました。
参加した組合員からは、「内容が複雑で全部をすぐに理解することはできなかったが、全体的な給与制度の内容を理解することができた」「組合の役割はこういうことだったのか」等の感想がありました。今後は、組合員が参加しやすい時間帯に開催するなど、給与以外の勉強会(子育て制度等)を開催し、職員組合の役割を組合員のみんなに伝えていきたいと思います。
京都自治労連 第1865号(2016年2月5日発行)より
与謝野町職員組合は、1月23日に、2つのテーマで学習会を開催、30人以上が参加しました。
最初は4月から施行される認定こども園について、担当課が講師となり、与謝野町の今の幼稚園、保育所の状況と制度の説明、与謝野町での進行状況などが説明されました。
次に、ファイナンシャルプランナーを招いて、ライフプラン、ライフイベントに併せた、お金のため方使い方の基本を学びました。参加者は両テーマとも自らの仕事・生活に関わることなので興味深く聞き入っていました。
京都自治労連 第1865号(2016年2月5日発行)より
京都自治労連組織集会
とき: 2月28日(日)午前10時〜
ところ: 京都農協会館(南区東九条西山王町1)
「戦争法廃止署名」をあつめよう!
京都自治労連 第1864号(2016年1月20日発行)より
京都市長選勝利!京都から戦争法廃止を 〜運動の先頭に自治体労働者〜
16春闘の方針を議論する「京都自治労連2016年春闘討論集会」が、1月8日・9日京都市内で開催され、15単組73人が参加しました。執行部の春闘方針案の提案後、確定闘争の経験や有期雇用問題での要求前進、京都市長選挙闘争などを単組から特別報告。二日目は、課題ごとの分科会が行われ、各単組の代表が活発に議論を行いました。
憲法を生活の隅々に
討論集会のあいさつを行った池田委員長は、新聞の全国紙が安倍政権の圧力に屈していく中で、地方紙が奮闘していることに触れ、「地方紙は、地域経済と密接に結びついている。地域経済、中小企業つぶしのアベノミクスに対してしっかり論陣を張ることに存在意義があるからだ。私たち自治体労働組合は、住民を守る先頭に立つことが求められている。日々の生活を通じて政治の変化をつかむことが必要。黙々と仕事をしていたら、『気が付いた時には大変なことになっていた』と言うことになりかねない。憲法を生活の隅々に活かしていくことが今年は必要だ」と述べました。
続いて松下書記長が、執行部を代表して16春闘方針案を提案。松下書記長は、16春闘の主要な取り組みとして、?「憲法がくらしに活かされる地域・自治体づくり運動」をさらに前進させる。?「すべての労働者の賃上げと雇用確保で景気回復」を運動の最大課題とし、官民一体の取り組みをさらに発展させる。?憲法改悪反対、「戦争法」廃止、立憲主義を取り戻す運動に積極的に結集し、安倍政権を退陣に追い込む歴史的たたかいに合流する。?地域間格差拡大、地方自治破壊の攻撃を許さず、「持続可能な地方自治体づくり」を掲げ、共同の運動を前進させる。?悪政の防波堤となる地方自治体建設へ、京都市長選挙をはじめ各首長選挙、参議院選挙勝利へ奮闘する。?あらゆる取組を組織拡大につなげ、新規採用者の組合加入等を通じて全単組で増勢に転じ、次の担い手づくりをすすめる―を提案しました。
方針を受けての全体討論では4単組から特別報告。「15確定闘争の経験」(府職労連:木守書記長)、「有期雇用問題で長年の要求実現」(大山崎町職:山本委員長)、「自治労連共済7割加入達成」(与謝野町職:市田委員長)、「京都市長選挙」(京都市職労:湯浅書記長)について貴重な経験が報告されました。
その後、京都総評の梶川議長を講師に「経済も政治も『主役は労働者、市民』への転換を」と題して学習会を行いました。
16春闘方針は、各単組で議論され、2月10日の第191回中央委員会で決定します。
15確定闘争・継続課題
少なくとも増額部分の給与改正を求める運動を
昨年の15確定闘争は、国家公務員給与の年内改定見送りや総務省からの「国より先に給与改定は行わないこと」との「助言」によって、給与条例改正や差額支給が越年する状況になりました。
その中で、給与・一時金の引上げ改定を年明けに行うことを合意・確認させた単組がある一方、「給与改定は行わない」との回答が複数の単組で出ています。単組交渉を速やかに再開させ、「少なくとも増額部分の給与改正」を求めて運動を強めることが必要です。
京都自治労連 第1864号(2016年1月20日発行)より
京都市長選挙で勝利して、戦争法廃止!アベ政治に審判を!と、京都市長選挙の予定候補者本田久美子さんへの期待が、全国で高まっています。
1月早々から、自治労連の全国の仲間が、土日・祝日を中心に平日も含めて支援に入洛、「本田で変えよう」と渾身の訴え。
全国の期待に応えるためにも、全力で奮闘し必ず勝利しましょう。
京都自治労連 第1864号(2016年1月20日発行)より
舞鶴市職労は、1月13日に副市長交渉を実施。昨年の交渉で当局は、「総合的見直し」を実施していないことを理由に「一時金0・1月分のみ改定、給料表は改定しない」との不当な回答に終始しました。
交渉には、執行部はじめ約20人が参加し、15人勧の矛盾、サービス残業や人員削減・業務量増加による権利取得率の低下など職場実態を訴えました。結果、頑なに拒否してきた給与改定を4月に遡って改定・差額支給すること、1号昇給抑制の撤回など一定の前進面を築きました。しかし、現給保障を3年間から2年間へと縮減、生涯賃金削減につながる「総合的見直し」導入を前提にした回答であり、継続して交渉する事を確認。職場での議論を経て、次回交渉へと臨む予定です。
13日向日市職労、15日府職労、18日福知山市職・亀岡市職などで交渉を配置し、奮闘が続いています。
京都自治労連 第1864号(2016年1月20日発行)より
年が明け、各単組では「旗びらき」が元気に開催されています。確定交渉が越年し、年明け早々、粘り強い交渉が続けられている中での開催となっています。
一方、今年は、国政選挙、自治体での首長選挙の年でもあり、どの単組も「仕事でも自分自身にとっても重要な年」との挨拶が多くありました。
宇治市職労
「憲法に根ざした自治体運営が問われる年。私たちの役割を再認識しよう」と小野委員長の挨拶のあと、保育士の皆さんの勇壮な獅子舞が披露され、テーブル対抗ジェスチャーゲームで盛り上がりました。地区協、関連嘱託労組からも参加して70人以上が参加、交流を深めました。
精華町職
松田敏委員長の挨拶の後、井久保書記長が、年末確定闘争の回答書の内容を説明。その後、マジックショー、サックス演奏で会場を盛り上がり、最後は青年部の進行のもとでビンゴ大会を開催。5000円分の肉のカタログギフトから加湿器まで、豪華賞品を前に、会場のボルテージは最高潮に達しました。
京丹後市職労
「旗びらき学習会」と題して、京都自治労連新田副委員長を講師にマイナンバー制の学習会でスタート。中川書記長の確定闘争の交渉報告の後、長砂委員長が「職場が広範・広域。みんなが集まり、みんなが参加する組合にしたい」と挨拶。恒例のくじ引き大会では、当選者がひとりひとり自己紹介。「今回初めて参加。今後も参加していきたい」などの発言にみんなで拍手。
向日市職労
行政職や技術職の組合員拡大が進んだ向日市職労。岩谷委員長がこの間のとりくみを報告。「今年も引き続き多くの仲間にアプローチして仲間を増やしていきたい」と決意表明。参加者も大きな拍手でそれに応えました。クイズ、ジェスチャーゲームと、恒例の「ひまわり娘」の演奏で、参加者みんなが盛り上がりました。
京都自治労連 第1864号(2016年1月20日発行)より
女性部旗びらきが、1月16日に行われ9単組27人が参加。旗びらきでは、池田委員長から「飯舘村・福島からの報告」、府職労連の先輩、Aさん(元洛東病院看護師)から14歳で満州の「看護婦養成所」に行かれ、その後の凄惨な戦争経験を語っていただきました。
池田委員長は、昨年秋に訪問した福島の状況をパワーポイントで報告。被災者に犠牲を押し付けるばかりで、政府が全村避難指示を解除して保障を打ち切ろうとしている実態を厳しく批判しました。参加者からは、「怒りが込み上げてきた」「もっと福島のことを知らせなければ」などの感想が出されました。
Aさんは1929年(昭和4年)生まれ。日中戦争に「看護婦として日本の役に立ちたい」と満州へ渡り、最後の船で舞鶴に引き揚げるまでを振り返られ、「『内地へ連れて帰って』と足首をつかまれた感触が忘れられない。どの国の人も戦争の犠牲者、二度と戦争をしてはならない」と語られました。また、「従軍慰安婦」のこと、「日本軍が中国で何をしたのか」などを語られました。涙を流しながら聞き入る参加者もあり、「貴重なお話だった」「憲法9条を守ることの意味を深くつかむことが出来た」などの感想が寄せられました。
京都自治労連 第1864号(2016年1月20日発行)より