機関紙 - 組合活動カテゴリのエントリ
青年部 16春闘学習会&16旗開き
日程:1月30日(土)
春闘学習会
13時30分〜 京都府庁内・福利厚生センター
旗開き
18時〜 ルビノ京都堀川
詳しくはお近くの組合役員さん、または京都自治労連まで。
京都自治労連 第1864号(2016年1月20日発行)より
京都自治労連 第191回中央委員会
とき:2月10日(水)10:30〜
ところ:ラボール京都
京都自治労連 第1863号(2016年1月5日発行)より
自治労連共済加入率70%を達成!
"みんなで決め、みんなで行動"
与謝野町職が元気です
与謝野町職員組合が自治労連共済加入率70%以上を達成しました。200人を超える組合で70%を超える加入率があるのは、全国的にも稀で、注目されています。加入率に伴う組合員への特典もあり、大きな前進です。
共済拡大への奮闘を通して、"みんなで決め、みんなで行動" をめざす与謝野町職の『元気』を紹介します。
与謝野町職は、自治労連に加盟以来、自治労連共済加入のとりくみをコツコツ行ってきましたが、持病がある組合員が、歳を重ねるごとに上がる掛金に悩む声を聞き、何とか救いたいと考えていました。そこで、共済本部のキャンペーンと組合で70%の共済加入率があれば持病がある人の加入が認められる制度を利用しようと、組合で福利厚生を担当する厚生部員を集め、議論します。「100人を超える新規加入者を短期間で迎え入れることは厳しいと最初は思いました」と厚生部長のAさ。5人の厚生部員と遅くまで議論を重ね、組合員に加入を訴える文書と計画案を作成、組合の執行委員会で提起します。執行委員会では、「組合員全員に声をかけること」「仲間同士の助け合いに協力してほしい旨、訴えること」を確認、全組合員対象の職場委員会を開催することになりました。
そこから、名簿を作成、2週間の間に、岩滝、野田川、加悦の3庁舎、保育所、出先職場を含めて15回140人近くが参加しての職場委員会を開催。厚生部員も交代でほぼ全ての職場委員会に同席し、参加者の質問や要望に応えます。職場委員の皆さんも、「持病がある同僚を共済加入させたい」「一緒に働いている仲間同士の助け合いに参加を!」と、それぞれの思いと言葉で訴えます。
職場委員会に出席できなかった人へも、3庁舎で説明会を追加実施。ここには、市田委員長も駆けつけ訴えます。最終日、最後の一人が申込書に印を押してくれ目標達成!
「厚生部のみんなでがんばれた。なにより、職場委員会にほとんどの人が参加してくれて、組合員みんなの協力と励ましがうれしかったです」とAさん。
組合のとりくみをみんなに伝える
与謝野町職の元気は、厚生部だけではありません。「組合のとりくみをわかりやすく伝えたいです」と話すのは安達希美情宣部長。「入庁3年目の私でいいのかしら」「記事集めに一斉配布と情宣部みんなでがんばってます」。
与謝野町職の組合ニュース『和輪話(わわわ)』は全組合員対象に発行、Bさんも昨年4月の就任以来、3回発行しています。「組合用語がむずかしい。わかりやすい文章にしたいです」「皆さんが読んでくれていてうれしいです」とBさん。今回の共済加入者70%達成の報告を編集中です。
自分がかかわる仕事を学び伝える
「勉強して、報告してほしい」と、組合から声をかけられたCさん。組合の自治研部長です。
与謝野町は、中小企業振興基本条例を制定、その任を商工観光課が担っています。4月に配属されたCさんは、組合からなぜ?と思いましたが、自分の仕事にかかわることだからと、条例とそのとりくみについて調べました。Cさんは「いま与謝野町がどの方向に向いて行政を進めているのかがわかりました」と話します。
Cさんは7月に金沢で行われた全国自治体学校で発表。組合員の仲間にも伝えたいと組合学習会で講師を務めます。学習会は部署課を超えて組合員30人以上が参加してくれました。「先輩方のアドバイスもいただきながら、多くの仲間に報告できたことはうれしい」とCさん。組合が自治研活動に取り組む大切さも知ったと話してくれました。
多くの仲間が組合活動にかかわって
与謝野町職員組合 執行委員長:市田桂一さん
3町合併の時、組合も3つが一緒になってスタートした与謝野町職は、"みんなで決め、みんなで行動" を大切にしています。
市田委員長は「今回の共済加入のとりくみは、自治労連を選択したメリットの一つ、自治労連共済をみんなに知ってもらいたかった。合わせて、保険や共済に加入できない仲間をみんなで救いたいと思いました」「執行部だけでなく、多くの参加で組合を盛り上げ、安心して働き続けられる職場にしていきたいですね」と話してくれました。
京都自治労連 第1863号(2016年1月5日発行)より
京都自治労連執行委員長 池田豊
大きな力を発揮したポケット憲法
昨年、京都自治労連、府内10の単組等が発行した「ポケット憲法」、女性部の「いわさきちひろ版ポケット憲法」は、ほかの民間労働組合などにも波及し、総発行部数は7万冊を超えました。組合員、職員をはじめ多くの住民の皆さんに直接憲法に触れる機会をつくり、憲法と戦争、平和、人権などを考えるうえで大きな力を発揮してきました。
安倍政権によって強行された戦争法、そして高浜原発などの原発再稼働の動きは、戦後71年間、私たちが経験したことの無い大きな危機感をもたらしています。日本を破壊、破滅へと導く可能性が現実味を帯びているといっても過言ではありません。
私たちが声をあげ、力を合わせ、大きなたたかいのうねりをつくりださなければ、憲法のもとで続いてきた平和で安全な日本が、そのまま今後も継続することができる状況ではありません。
京都市長選挙の重要な意味
また、地方創生の名で進められるローカルアベノミクスは、「地方を企業が効率的に収益をあげることができる地域にする」ことに他ならず、その実施は地方自治体に働く公務労働者自身が担わなければならない現実があります。医療、福祉、介護、子どもの貧困、雇用、経済、どの分野をめぐっても、仕事で向き合う住民の厳しい深刻な現実があります。
その意味からも2月7日投開票の京都市長選挙は重要な意味があります。
新しい年、今一度、地域と日本の現実を我がこととして、公務労働者、労働組合として社会的責務を果たそうではありませんか。
京都自治労連 第1863号(2016年1月5日発行)より
戦後70年を迎えた昨年、「戦争法」の強行可決や名護市辺野古への基地建設強行など「戦争する国づくり」へと突き進む安倍政権に対し、SEALDsをはじめとする若者たち、子どもを持つ若い親など国民全体で「平和と民主主義を守れ」と運動が広がった1年でした。
NPT再検討会議ニューヨーク行動に参加された南山城村職のDさん、京都自治労連青年部の沖縄平和ツアーに参加された京都市職労のさん、SEALDs KANSAIの梅田ヨドバシカメラ前をはじめ「戦争法」反対の運動に参加された向日市職労のFさんの3人に思いを語っていただきました。
自らの意思を持ってもっと政治に興味・関心を
南山城村職:Dさん
NPT再検討会議に向けた行動に参加したのは、あらためて「平和」の大切さを世界規模で感じ取りたいと思ったからです。参加させていただき、現地で感じたことは日本の平和への意識の低さ、そして海外の方は自分の主張、考えを堂々と表すんだということです。署名活動をしていると、活動自体は評価してくれる一方で、「署名には賛同できない」とはっきりと言われましたことがありました。なぜ反対なのか、そしてなぜ賛成なのか、立ち止まって語ってくれ、自分の意思をしっかりと持っている人が多かったことが印象に残っています。
NPT会議の結果そのものは合意に至らず残念でしたが、これから日本が世界の中でどういう役割を果たすべきなのか、そのために自分はどう行動していくのか、しっかりと考えていきたいと思っています。日本はメディアに流されやすい傾向がありますが、行動せずにテレビや世論の反応で決めるのではなく、自らの意思を持って動いていくこと、そのために僕ら若者がもっと政治に興味・関心を持って参画していくことが大切だと思っています。
戦争に協力させていた事実 自分の正義を貫きたい
京都市職労:Eさん
印象的だったのは、基地建設反対の座り込みを続けている方々の姿です。なんとかしないといけないとの強い思い、自分の信念を持った行動は訴えの重みが違うと感じました。具体的な体験では戦時中の生活場所となっていたガマに入ったことが忘れられません。
今回、平和ガイドが行政視点で話をしてくれました。当時の自治体職員が「兵事主任」の役職で軍隊と住民をつなぎ、軍事協力をさせていた、つまり戦争に協力させていたとの話は、自分が公務員の立場として、目の前にいる住民を無理やり戦争に協力させる、その命令ができるのだろうか、自問自答するものでした。
自分が知らない沖縄と戦争の歴史、そこには軍隊だけが戦っていたのではなく、住民を戦争に巻き込んだ公務員がいたという事実は考えさせられるものでした。仮に日本が戦争になった時、同様に命令できるのか正直わかりませんが、自分自身の正義を貫くんだと思います。
具体的に出来る行動は限られているかもしれませんが、こうした取り組みに参加してもらい、知ってもらう、経験してもらうために声掛けを続けたいと思います。
「平和」はすべての根底 絶対に妥協してはいけない
向日市職労:Fさん
向日市職労では「平和な社会があってこそ、仕事も組合活動も出来る。すべての根底にあるのは『平和』であり、それが私たちの基礎」と毎年確認してきています。
小泉政権での三位一体改革でその直後は何が変わったのか分からない状況だったかもしれませんが、業務量の増加や人員不足など、今あの時のしわ寄せが職場に押し寄せています。物事が大きく変わる時はその直後ではなく、10年後、20年後に出てくると実感しているところです。安保法制で今すぐに戦争が起こるわけではない、今すぐに誰かが死んでしまうわけではないけれども、これから先、起こりうる問題です。だからこそ今声をあげないといけません。
SEALDs KANSAIの梅田ヨドバシカメラ前で、彼らはなぜ自分が法案に反対するのか、自分の言葉で訴えていました。「なんとなく反対」では世論は動かせない、自分の意見をきちんと持たないといけないと感じた瞬間です。
自分一人が参加したからといって大きく何かが変わるわけではないかもしれませんが、自分はあきらめたくないし、「平和」への妥協は絶対に出来ません。いろんな人を巻き込んで世論を動かす大きな力を一緒につくりたいと思います。
京都自治労連 第1863号(2016年1月5日発行)より
今年2016年は、ブラジルでのリオデジャネイロオリンピック、パラリンピックの年。4年後は東京での開催が控えています。
宇治市立西小倉中学校で用務員として働きながら、投てき種目のハンマー投げで「いつか五輪出場を叶えたい」と日々練習を重ねる宇治市職労のGさんをたずねました。
ひょんなことから始まった競技人生
Gさんがハンマー投げを始めたのは高校1年の冬。それまでは同じ陸上競技の走り高跳びの選手でしたが、練習中の怪我で練習が出来ない日々が続きました。そんな時、「怪我が治るまでのリハビリ感覚、遊び半分で始めた」というハンマー投げの魅力にのめり込み、高校3年のインターハイでは8位入賞。競技歴は12年目に入りました。
実は陸上競技自体も始めたのは高校から。3歳から水泳、中学ではバスケットボール部に所属。「なぜ陸上に」と聞くと「同じクラスの後ろの席の子が陸上部に入ると言うので、前の席の子も誘って3人で練習を見に行って、その流れで前の席の子が走り高跳びをすると言ったので僕もそれで。ほんとそれだけなんです」と笑います。
まずは日本で一番に
現在は勤務後に母校の京都教育大で学生への指導も兼ねながら1日約4時間の練習をこなします。関西実業団選手権では一昨年、昨年と2連覇を達成。昨年は怪我の影響もあり出場は叶いませんでしたが、アジア大会への代表選考会を兼ねた日本選手権には2012年から3年連続出場。京都学生選手権の大会記録保持者でもあります。「技術面や体力面、どちらも自分自身がどこまで出来るのか、自分の可能な限り試してみたい」との思いがハンマー投げを続ける原動力になっています。
オリンピックへの思いや抱負をたずねると、「のめり込んだ一つのきっかけが2004年のアテネ五輪で室伏広治選手が金メダルを取ったこと。テレビで見ていて純粋に世界に行ってみたい、上をめざしたいとの思いが強くなった」と振り返ります。「2020年の東京五輪が決まって、努力の目標として五輪出場をめざしたい。夢として叶えられるなら、世界の舞台で戦いたい」とGさん。「これから2、3年後が年齢的にも体力的にもピークになるのかなと思う。五輪出場への思いはあるが、まずは日本選手権で一番になりたい」と力強く抱負を語ってくれました。
京都自治労連 第1863号(2016年1月5日発行)より
〜合併選ばず、独自のまちづくり〜
漁業の町として栄えてきた伊根町。「舟屋」の景観は、「一度は訪ねてみたい」と全国の人々が憧れる観光地です。"ひとが活き生き" をスローガンに、高校生卒業までの医療費の無料化など伊根町ならではのまちづくりをすすめています。伊根町に町職員組合執行委員長で住民生活課医療係の濱野秋芳さんを訪ねました。
みんなで選んだ伊根町 力合わせ困難乗り切る
濱野さんは、伊根町で生まれ育ち、舞鶴工業高等専門学校へ進学し電気工学を専攻、同学校に新設された専攻科へも2年間通い研究しました。それが、「伊根に帰るのもいいか」とまったく畑違いの町役場へ就職。14年になります。
就職当時は合併問題が出てきたころで、宮津市との1市1町合併問題は、町を二分する大論争になり、住民投票で「合併しない」を選択。以来、町独自のまちづくりをすすめることになりました。
濱野さんによると、三位一体改革の下での交付金削減などが見込まれ、町は財政危機に直面します。住民の意思で残った伊根町を守ろうと、住民税の超過課税や保育料値上げ、各種証明書の値上げなど住民負担を町民に協力してもらうとともに、町職員の賃金のカットに町職も応じるなど、住民と職員の協力で財政危機を乗り切りました。
今、伊根町は"ひとが活き生き"を合言葉に、様々な施策をすすめています。特に、子育て施策は充実しています。濱野さんが担当している医療分野もその一つで、子どもの医療費は高校卒業まで無料で、府内トップの制度を誇ります。さらに、修学旅行費全額補助、学校給食は無料、学校に必要な教材費なども無料です。これらの制度が、親の収入に関係なく全ての子どもに実施されています。「本当に助かる」と住民から歓迎されています。
濱野さんは、「限られた財政の中で、住民のみなさんに喜んでもらえる施策はないかとの議論の中で生まれたもので、子どもの人口が少なく、大きな財政負担とはなっていない」「子どもを、子育て世代を大切にするアピール効果は大きい。子育てするなら伊根町で!と言いたい」と力が入ります。
住民のみなさんと伊根の良さ生かしまちづくり
今後のまちづくりの課題については、「I・Uターンで、農業や漁業で頑張っている若い人もおられますが、生活していける仕事づくりが必要ですね」「私の仕事との関係では、町には2か所の診療所がありますが、常勤の医師ではありません。北近畿にはいざと言う時のドクターヘリもありますが、やはり昼夜対応いただける常勤の医師が理想です。高齢化や独居もすすんでいますから」。
「住民のみなさんと、職員と力を合わせて伊根の良さを生かしたまちづくりをすすめたい」と優しい笑顔の濱野さん。今年の活躍が楽しみです。
伊根町の子育て施策
○小中学校関係 | |
学校給食費無料 | 現物給付 |
教材費無料 | 現物給付 |
修学旅行費無料 | 現物給付 ※支援学校は償還払い |
○医療費 | |
自己負担金無料 | 18歳になった年度末まで ※府外受診、高校生は償還払い |
○保育料 | |
第2子半額 | 同時入所要件なし |
第3子以降無料 | 年齢・所得制限なし |
○出産 | |
お子さま たんじょう祝金 | 新生児1人につき5万円 |
京都自治労連 第1863号(2016年1月5日発行)より
大山崎町職は昨年末の確定交渉で、非常勤嘱託で働く学童保育指導員について、これまで「6ヶ月間の雇用中断期間をおく」とされてきた制度を「1日に短縮する」との回答を引き出しました。長年訴え続けてきた要求の前進です。
留守家庭児童会なかよしクラブ指導員で、町職執行部のHさんにお話を伺いました。
すべての嘱託・臨時職員に波及
発端は2012年。常勤嘱託の指導員の定年退職などによる退職補充の問題で、町当局は「常勤嘱託は補充しない。臨時職員を採用」との方針を打ち出します。その後の交渉で臨時職員を採用するとの方針から「補充は非常勤嘱託とする」との回答を引き出しますが、新たな課題にも直面することに。「3年有期雇用」と「6ヶ月の雇用中断」です。
現在の制度は、「3年以降も働き続けたい場合は、6ヶ月間のクーリング期間を経て応募すること」とされており、実態として雇い止めでした。これに対して組合では「雇用の安定、働き続けられる職場を」と粘り強く要求と交渉を続け、今回の「雇用中断期間を6ヶ月から1日に短縮する」(実質雇用継続)との成果につなげました。
「1日に短縮されたことは要求を続けてきた成果。不安を抱えていた非常勤の方が『来年も働き続けられる見通しが持てた。ありがとう』と声をかけてくれ、嬉しかった」とHさん。また、同じ指導員として働く臨時職員にも制度適用されることになり、「職場全体で、非常勤だけでなく臨時職員の仲間も働き続けられる環境を、との思いを今回の前進で形に残せた」と思わず涙がこぼれます。
この成果が看護師や保健師、栄養士などの専門職へ波及されることになったことも大きな前進です。保護者たちと取り組んだ「3年有期撤廃を求める署名」に3000筆を超えて集まったことも運動の後押しに。
「私は昨年8月から執行部に入り、この運動を引き継ぎましたが、前任の執行部の方たちが何度も何度も交渉を積み重ねてくれた土台があってこそ。組合の仲間が学童の職場を守らないといけないと一生懸命とりくんでくれたこと、職場のチームワークに助けられ、その支えがあったからこそ頑張れたと思います。組合みんなで勝ち取った成果です」。
要求前進へ声上げ続ける
しかし、まだまだ課題も残っています。12月14日の交渉で当局は「3年有期雇用は撤廃しない」と回答したからです。「期間が1日に短縮され、非常勤嘱託や臨時職員の仲間が働き続けられる環境へ一歩前進しましたが、3年有期そのものが無くなったわけではなく、臨時職員の雇用形態の改善には課題も多く、要求と運動を続けていかないといけない」とHさん。
「前進したとはいえ、そもそも『1日』の雇用空白をあける事が必要なのか、その1日によって3年間積み上げてきた休暇等の福利厚生が不利益を受けないよう声を上げ続けたい。3年有期撤廃をめざして頑張ります」。
たたかいはこれからです。
京都自治労連 第1863号(2016年1月5日発行)より
市長選勝利で16春闘きり拓こう 松下書記長に聞く
1月24日告示、2月7日投票で京都市長選挙がたたかわれます。京都自治労連も参加する「憲法いきる市政 みらいネットワーク」から、京都教育センター事務局長の本田久美子さんが出馬表明され、「戦争法廃止、憲法がいきる市政を」と全力で奮闘されています。松下書記長に京都市長選挙の意義を伺いました。
安倍暴走政治を率先して行う現市政
――あけましておめでとうございます。
京都市長選挙は、これまでも大きな意義を持ってたたかわれてきましたが、今回の選挙の意義についてお聞かせ下さい。
松下 今回の市長選挙は、安倍暴走政治から、市民のいのちと暮らし守る市政をどうつくるのかと同時に、"戦争する国づくりノー"の審判を京都から示す重要な意義を持っています。
戦争法は、立憲主義を破壊し、日本を「殺し殺される戦争する国」に変えるものです。市民のいのちを守る市長であれば、明確に反対の意思を示し、市民とともにたたかう姿勢を明らかにすべきです。
ところが現市長は、議会で質問されても、答弁に立とうともせず、それどころか、憲法改悪を目的とする団体の結成総会に祝電を送る始末です。市長には、憲法を擁護する義務があり、絶対許せない態度です。
被爆2世として、「教え子を再び戦場に送らない」を原点として教員をされてこられた本田久美子さんとは、決定的な違いです。
――原発再稼働問題ではどうでしょう。
松下 市民の多くが「反対」「不安」と思っているのに、今の市長は再稼働容認の立場に立っています。さらに驚くことに、舞鶴市民の広域避難先である京都市の小学校跡地を民間企業に長期貸与するとしています。これは、人の命を軽んじ、人権も無視する、絶対に許されないものです。 再稼働にきっぱり反対の立場に立つ、本田さんとの違いは明らかです。
――「地方創生」など、地方自治との関係ではどうでしょう。
松下 この分野での現市長は、「安倍政権の悪政を率先して実行している」といえます。
安倍政権は15骨太方針で、公務公共業務を民間大手の利潤追求に差し出すとしました。「世界一、企業が活躍できる国」の地方版です。そして、地方交付税制度の改悪、財務省の「トップランナー制度」など、地方財政制度も大きく変えようとしています。総務省は、全国の自治体が保有する資産の利用状況、売却可否などの資料提出を自治体に求めています。
京都市の相次ぐ公立保育所の民営化や、裁判闘争中である市立病院の青いとり保育園委託業者の変更による職員の全員解雇問題、また、小中学校の統廃合でできた膨大な跡地を住民のためではなく、売却や貸与で大企業のために使おうとしています。このような市政は、安倍暴走政治を率先して行う市政として厳しく批判されなければなりません。
"京都は一つ"―悪政から市民守る市政を
――住民サービス、福祉・医療・介護などはどのような状況でしょうか。
松下 保育所に入所できなかった児童が1199人いるのに、「2年連続、待機児童ゼロ」と発表し、実態を隠しています。民間保育園の補助金も5億円減らしています。
医療・介護・福祉の分野では、この4年間で250億円も切り捨てています。国保料の大幅引き上げなどで国保料滞納世帯は、5世帯に1世帯。「差押さえ」は7年間で4・4倍に。子どもの医療費無料化は、未だに3歳までで、府内の市町村の中で最低です。
今こそ、市民のいのちと暮らしを守る、温かい京都市政が求められています。
――京都経済の状況は?
松下 深刻ですね。非正規雇用者の比率が増加し、全国の政令市ワースト1位、事業所の減少率も全国ワースト1位…京都経済は「全国最悪の状況」と言えます。
前回の市長選挙では、このような実態を変える有効な手段として『公契約条例』が大きな争点となり、現市長は「公契約条例を作る」と宣言しました。ところが出来上がった「公契約条例」は、一番肝心の労働者の賃金を保障する「賃金規定」が盛り込まれず、実効性に疑問を残す内容です。全国で賃金規定を盛り込んだ「公契約条例」が、確かな経済効果を生んでいることと対比すれば、現市長が、京都経済の要の中小零細企業に目を向けていない証拠ではないでしょうか。 また、京都の町壊しも深刻です。今、手を打たないと「京都が京都でなくなる」事態に直面しています。
――京都市長選挙と市町村の関係については?
松下 京都は、全国でも特殊な自治体です。一つの政令市が、人口でも経済の規模でも過半数以上を占めているところは他にありません。京都市政を民主的に変えることは、府内の市町村に与える影響は計り知れません。
――それだけに全国の仲間の期待や支援も大きく広がっているのですね。
松下 そうです。昨年12月には100人を超える全国支援、また近畿各地からも「何としても京都の勝利を」と力強い支援が寄せられています。「京都市長選挙で勝利し、安倍政権に審判を下したい」との全国の仲間の期待と熱い思いをひしひしと感じます。このような全国の期待にこたえるためにも、「京都は一つ」を合言葉に奮闘しましょう。 市民のいのちと暮らしを守れるのは、本田さんしかありません。市長選勝利で16春闘をきり拓きましょう。
京都市長選予定候補 本田久美子さん
●プロフィール●
1950年1月生。家族は夫。一女・孫二人。
京都教育センター事務局長、子どもの権利のための国連NGO・DCI京都セクション代表、京都府アジア・アフリカ・ラテンアメリカ(AALA)連帯委員会運営委員長、左京母親連絡会会長、被爆2世・3世の会会員。小学校教員34年。
こどもは未来 いのちは平等
本田久美子さんがお話しします
入場無料
とき:1月21日(木)午後6時開場 7時開会
ところ:京都府立体育館(京都市北区大将軍)
主催:憲法いきる市政みらいネットワーク
京都自治労連 第1863号(2016年1月5日発行)より
【声明】 原発再稼働を認める福井地裁の不当決定に抗議する!
2015年12月24日 京都自治体労働組合総連合
福井地裁(林潤裁判長)は12月24日、今年4月14日に福井地裁(樋口英明裁判長・当時)が行った高浜原発3、4号機の運転差し止めを命じる仮処分決定を不服として関西電力が申し立てた異議を認め、仮処分決定を取り消した。また、並行して審理をすすめていた大飯原発3、4号機の再稼働差し止め仮処分についても、住民の主張を却下した。
取り消された仮処分決定は、関西電力の安全対策の不備や新規制基準の不合理性を指摘し、人の生命を基礎とする人格権こそ最高の価値を有するもので、「高浜原発から250キロ圏内の居住者は原発の運転で直接的に人格権が侵害される危険がある」として再稼働差止めを命じたもので、林潤裁判長は異議審で、原発の新規制基準を合理的と判断し、「安全性に欠ける点があるとは言えない」と再稼働を認めた。
今回の福井地裁の判断は、政府の再稼働推進方針や電力会社の主張に追随する不当なものであり、断じて認めることはできない。
関西電力は、現在、再稼働に向けた最終手続きとなる使用前検査中の3号機に、25日にも燃料を装荷し1月下旬に再稼働、4号機には1月下旬に燃料を装荷し、2月下旬に再稼働することを計画しており、事態は極めて緊迫している。
福井県では、住民の反対の声があるもとで、すでに高浜町議会と町長、福井県議会と知事も再稼働に同意を表明しているが、原子力防災計画で避難対象となる30?圏内の人口だけに限ってみても、福井県の5万4403人に対して、京都府では舞鶴市をはじめとして12万5085人であり、ひとたび過酷事故が起これば、京都府民が最大の被害を受ける可能性が高い。
差し止めの仮処分は取り消しされたが、「新規制基準自体が安全を保証するものでない」ことは規制委員長自身が繰り返し認めていることであり、福島の現状を見ても、原発事故から5年が経過するにもかかわらず、11万人を超える避難者、2000人にも及ぶ原発関連死、子どもの甲状腺がんや健康被害のひろがりなど、ひとたび原発事故が起これば取り返しのつかない被害が広範囲かつ長期間にわたってもたらされ、人格権が侵害されることは明らかである。
私たちは、住民の命と安全、暮らしを守る業務を担う自治体労働組合として、本日出された福井地裁の不当決定に抗議するとともに、京都府知事に対し、府民の命を守るために、今こそ原発再稼働反対の立場を表明することを強く求めるものである。
また、関西電力と政府に対し、高浜、大飯をはじめすべての原発再稼働の中止を求めるものである。
京都自治労連 第1863号(2016年1月5日発行)より