機関紙 - 組合活動カテゴリのエントリ
衆議院が解散した11月16日、政府・民主党は国家公務員の退職手当を400万円も削減する法案を、わずか一日の審議で強行採決する暴挙を行いました。こうした法案審議は、民主・自民で合意して強行したもので、断じて許せません。
12月16日に投票が行われる総選挙で、国民を苦しめる民主・自民・公明の談合政治に審判を下すとともに、私たちの要求が前進する政治に変えましょう。
悪法成立に手を貸す連合・自治労
国家公務員の退職手当削減は、独立行政法人や地方公務員にも大きな影響が出ることが予想され、しかも民間労働者の退職金・賃金引下げにも波及し、地域経済に深刻な影響を与えます。
一日だけの審議といっても、衆参合わせてたった2時間弱の審議でこのような重大な法案を採択すること自体が異常極まりないものです。
また、樽床総務大臣は、国会審議の中で「労働組合との納得と合意は得られたのか」との質問に答弁不能になり、稲見大臣政務官が答弁に立ち「連合・公務労協と合意している」と答弁。悪法に賛成し、公務労働者のみならず国民生活をさらに悪化させる連合・自治労の許しがたい姿がここでも明らかとなりました。
国会採決では、共産党、社民党とともに、「もっと引き下げるべき」との立場から反対したみんなの党を除く各党の賛成で法案は可決しました。
京都自治労連 第1788号(2012年11月20日発行)より
11月11日、首都圏「反原発1000000人大占拠」行動に呼応した京都での取り組みは、府内16カ所で行われました。
京都市内では、京都自治労連・府職労連・京都市職労が「関西電力京都支店までデモで参加し、抗議行動を激励しよう」と求心デモを共同で呼びかけました。
当日は、あいにくの激しい雨となりましたが、デモ出発の御射山公園(四条烏丸)には70人の組合員が集合。「原発いらない」「大飯を止めろ」など元気にアピールしながら京都駅近くの関電京都支店での抗議行動に合流しました。
関電京都支店包囲の抗議行動には、「第57回はたらく女性の中央集会」に参加していた全国の仲間も合流。京都駅前での緊急演説会では、岩手医労連の若松三枝子さんが被災地からの訴えを行いました。パレードは750人に膨れ上がり、市民や観光客に力強くアピールしました。
また、この日は府内各地でも北は丹後から南は綴喜地域まで府内15ヶ所で連帯行動が行われ、自治労連の仲間が住民と一緒に立ち上がりました。
京都自治労連 第1788号(2012年11月20日発行)より
11月10日から12日、青年部は沖縄平和ツアーを実施し、6単組17人が参加しました。沖縄の過去や現在の問題を学習し、平和について考えるきっかけとなるよう、また青年組合員の交流機会の一つとして位置づけ、取り組みました。
1日目は沖縄の過去の戦跡である轟の壕やひめゆり資料館などを見学し、沖縄平和ネットワークのガイドさんの説明を聞きながら、中南部を巡りました。普天間基地を望む嘉数高台からは渦中のオスプレイも見ることが出来ました。
2日目は嘉手納基地周辺を見学した後に北部を巡り、ヘリ基地反対協議会やブロッコリーの森を守る会といった基地移設反対の座り込み活動をされている方々のお話を伺い、沖縄の豊かな自然が米軍基地により破壊される危機にあることを強く実感しました。
参加者の中には以前沖縄に旅行した人もいましたが、今回のツアーでは今まで知ることのなかったリゾートだけではない沖縄の実情が分かったとの感想も聞こえ、また夜の交流会や最終日の自由行動では青年同士おおいに交流し、とても有意義な3日間となりました。
京都自治労連 第1788号(2012年11月20日発行)より
「市民に喜ばれる仕事」の願い 能塚たえこさんで:東・宇治市職労書記長に聞く
12月16日投票で宇治市長選挙がたたかわれます。この市長選挙に、宇治市職労も参加する21宇治市民ネットは、能塚たえこ(のうづかたえこ)さんに出馬要請を行いました。宇治市職労は、11月14日に臨時大会を開催し、能塚さんの推薦を全会一致で決定。市民の暮らし最優先の市政実現へ奮闘しています。
今回の市長選挙で何が問われていますか
やはり市民サービスを切り捨てる行政改革・自治体リストラにどのような態度をとるのかが大きく問われています。
4期16年の現市政は、小学校給食を、20校の内14校で民間委託導入を強行。保育所は、大きな反対運動があったにもかかわらず、1園を廃止、1園を民間委託にしました。そのために、待機児童問題が深刻になっています。市民生活に直接かかわるところで自治体リストラを強行し、様々な問題が起こっています。
今回、いろいろな候補者が名乗りを上げていますが、能塚さん以外は、現市長と一緒にリストラを推進してきた人や、「さらに行革を行う」と言っている人たちです。
今年は、宇治を大きな災害が襲いましたが
「災害に強いまちづくり」も大きな争点です。台風23号の時もそうでしたが、今回の災害でも、府が14か所あった土木事務所を7か所に半減した問題が背景にあると思います。宇治市内に土木事務所があれば府の対応は全く違っていて、ここまでひどくはならなかったと思います。相手が府であれ国であれ、堂々と意見を言い、市民のいのちと安全を守る市長こそが求められています。
能塚さんはどんな方ですか
こうした点で、能塚さんは、医療ケースワーカーや保育園園長の経験を通して、市民のために何が必要なのかをよく理解されている抜群の候補者です。
28日までに全分会での学習会を呼び掛けています。職場の要求運動と合わせてしっかり学習し頑張ります。ご支援よろしくお願いします。
21宇治市民ネットから宇治市長選に立候補
能塚たえこさん(前保育園園長)
〈現職〉社会福祉法人栗隈福祉会理事長、やましろ健康医療生協理事、京都保育運動連絡会副会長。
〈略歴〉京都府立大学文家政学部福祉学科卒。くりくま保育園園長。
京都自治労連 第1788号(2012年11月20日発行)より
第14回目の青年数珠つなぎは、城陽市役所上下水道部下水道課のNさんが登場。採用1年目のフレッシュマンです。最初は緊張した表情だったNさん、話が進むにつれて徐々に緊張も解け、時間を忘れて話し込んでしまいました。
生き生きと働きたい
城陽市に就職する以前は民間会社に勤めていたNさん。公務員をめざしたのは、「民間で働いていた時、土曜など休日は必ず仕事で、朝早く出勤、夜遅く帰宅という習慣でした。手当は出ていたけど、月100時間を超える残業をしたり、これから先を考えると、安定というと厚かましいですが、リフレッシュの出来る環境の中で生き生きと働きたいと思った」からと言います。
下水道課では、図面どおりに水回りの配管が出来ているか等、現場での確認作業を中心に担当しています。住民から水回りでのトラブルなどの相談も受けると言い、生活に直結している責任ある仕事と感じています。
7カ月が経ち、最初は難しい言葉もあり戸惑っていた部分も、要領を覚えることで、自分で仕事の順番を決めるなど工夫が出来るようになってきたとNさん。「やっぱり住民の方から“ありがとう”と言ってもらえる、その言葉が嬉しい」と顔がほころびます。
職場を越える組合の魅力
組合に加入したのは採用後2カ月経った6月。市職労委員長で、職場の先輩でもあるMさんに声をかけられたことがきっかけです。「組合は入って当たり前のものと思っていた」とNさん。加入して組合員が少ないことに驚いたと言い、「例えばですが、給料などは組合に加入している、していないに関わらず全員に反映される。それならみんなが組合に加入して活動をした方が組合も大きくなるし、色んな意見も集まって、要求を言いやすくなると思う」ときっぱり。
11月2日には少し遅れての歓迎会を開催してもらい、普段なかなか顔をあわせる機会が無い仲間とも交流を深め、職場を越えたつながり、組合の魅力を感じました。
最後にひとこと。「僕の推しメンは同じ職場の先輩、Hさんです(笑)」となぜか先輩をプッシュ。「青年部の集まりがたくさんしたい」と同席した平田青年部長に軽くプレッシャー(?)を与え、「たくさんの青年と交流してつながりを作りたい」と目を輝かせます。
年明けの春闘学習会や旗開きへお誘いし、また会いましょうと約束。城陽期待の青年に出会えたことに感謝、そしてまた一つ楽しみが増えました。
京都自治労連 第1788号(2012年11月20日発行)より
退職手当削減反対署名 〜11・15中央行動に集中を〜
12年確定闘争が本番を迎え、各単組で当局との交渉が始まりました。今年の確定闘争の大きな特徴は、府人事委員会勧告で京都府が独自給与表に踏み出したことです。府内の各自治体が、困難な情勢下で奮闘している職員のがんばりにどのようにこたえるのか、将来設計も見据えた給与改定を行うかどうかが問われています。
誠実交渉、労使合意で
10月10日に出された京都府人事委員会の「職員給与に関する報告及び勧告」は、公民較差▲381円の解消のために給与表のマイナス改定を勧告しました。しかし、初任給を含む若年層は改善されています。
府はこれまで、国の給与表を使用していました。今年の勧告で、若年層(40歳未満)にプラス900円を独自に積んだ給与表としたことは、府職労や京都自治労連、民間労組や諸団体の要求と運動を反映したものと言えます。
府内各自治体でも、独自で考え、労使で話し合い職員の奮闘に応える給与改定が必要です。
その点で、府の独自の給与改定は、現在における一つの参考とすることができます。
またそれ以外にも府勧告では、?現給保障について、廃止は勧告せず検討課題にとどめ、?56歳以上の事実上の昇給・昇格停止について、「見直し」は勧告せず検討課題にとどめたことは、不十分とはいえ私たちの要求を反映したものであり、府内各自治体が指標とすることができます。
職場・地域からのたたかいで
違法な賃下げ押し付け許さない
さらに今年の確定では、退職手当の削減を許さない課題、高齢期雇用の問題などもあり、職員の人生設計にかかわる大変重要な確定闘争となっています。基本は、誠実交渉、労使合意です。当局がその立場にしっかり立つよう、始めに約束させることが重要です。
交付税のしばりで、国公の給与削減を地方へ押し付ける動きも出てきています。違法、不当な賃下げの押し付けに対し、職場・地域からの奮闘で跳ね返しましょう。
京都自治労連 第1787号(2012年11月5日発行)より
異常超勤、不払い残業問題の解決は急務の課題です。京都自治労連は、毎年この時期に各単組に呼びかけて『超勤実態調査』を取り組んでいます。今年は10月23日〜25日を基本に取り組みが行われました。
舞鶴市職労では、「お疲れさん」「早く帰ろうよ」と声をかけながら、明かりがついている職場を訪問。職員からも「ご苦労さん」と声が返ってきます。
杉本書記長は、「職場を回ることによって所属長がしっかり超勤を把握していない実態も明らかになった。早速交渉で改善を求めていきたい」。また、職場を回ることによって、「日ごろ、話が出来ない職員とも交流ができる」と実態調査の意義を強調します。
京都自治労連 第1787号(2012年11月5日発行)より
10月26日は、原発推進キャンペーンのために政府が決めた「原子力の日」。この日を「原発いらない日」にしようと、全国110か所以上で一斉に集会やデモが行われました。
京都では、関西電力京都支店包囲アクションが行われ470人以上が参加。
仕事帰りのサラリーマン、子ども連れのお母さんグループ、職場や地域の様々な「原発反対」のグループや個人が参加。包囲アクションでは、出発は40人程度でしたが、アピール行動のメンバーや通行人などが加わり、どんどん膨れ上がりました。
呼びかけに応え、飛び入り参加した男子高校生は、「機会があれば、また参加したい」と語ってくれました。
11月11日は、首都圏反原発連合などの呼びかけで、「反原発100万人大占拠」行動が、東京・首相官邸前、国会議事堂周辺などで行われます。
京都でもこの行動に呼応し、様々な市民団体が呼びかけて行動します。多くの皆さんの参加を呼びかけます。
京都自治労連 第1787号(2012年11月5日発行)より
京都市職労チームが3位に
3年ぶりの全国大会出場の京都市職労チームは、予選リーグを突破し、準決勝を3連覇中の東京特区連と対戦。5点リードの上々の滑り出しでしたが、中盤から東京の粘りに耐え切れず、セットを落としました。2セット目は、終盤まで一進一退の展開でかろうじてジュースの末、セットを取り返しました。最終セットは、あと2点先取で勝利のところまで迫りましたが、敗れてしまい、3位に終わりました。
京都市職書記次長の南博之さんは、「結果は残念だが、強豪に迫ることができたことは成果。来年も全国大会に出場できるよう、京都代表を勝ち取りたい」と力強く語ってくれました。
京都自治労連 第1787号(2012年11月5日発行)より
京都自治労連・府職労連・京都市職労連合同企画
11月11日(日) 御射山公園
13:00 集合 御射山公園(東洞院蛸薬師)
13:15 求心デモ出発
コース:御射山公園→烏丸蛸薬師・南下→七条烏丸・西進→
14:10 関西電力京都支店西側でデモ終了。その後、関電前の全体行動に参加します。
(府内各地域での行動に積極的に参加しましょう)
京都自治労連 第1787号(2012年11月5日発行)より