機関紙 - 組合活動カテゴリのエントリ
自治労連第41回定期大会が8月25日から27日に東京都江東区で開催され、全国各地から1000人近い仲間が参加しました。京都自治労連の仲間ものべ93人が大会の熱心な議論に参加しました。
猿橋均中央執行委員長のあいさつの後、憲法をいかし住民生活と地方自治を守る、長時間労働一掃と本格的な予算人員闘争、自治研活動を一体ですすめる「こんな地域と職場をつくりたい」運動の推進、組織強化拡大などの方針提起がされました。
討論では、全国各地から、公務の委託化阻止のとりくみや、長時間労働是正のとりくみ、自治研・学習のとりくみ、会計年度任用制度問題のとりくみ、災害復興など69組織からの経験と旺盛なとりくみが報告されました。京都からも3人が発言しました。
大会では、次年度からの役員選挙もおこなわれ、京都から、中央執行委員長にBさん、副中央執行委員長にCさん、中央執行委員(現業評議会選出)にDさんが選出されました。
住民軽視の理不尽な業務委託に市民とともにたたかう:京都市職労
京都市は、介護保険認定給付業務を集約し民間企業に委託、その業務を担って長年働いてきた嘱託員130人全員を一斉に雇い止めしようとしている。この間、嘱託員自らが、これまで十数年間携わってきた仕事へのやりがい・誇りを胸に声をあげ反対運動を進めてきた。介護サービスの大幅な後退が明らかな業務委託に、市民や介護事業者が立ち上がり大きな運動になっている。自治労連弁護団からも法的問題がある意見書が出されたにも関わらず、市は委託先の募集を強行した。引き続き粘り強くたたかう。また、来年2月の市長選挙でも市民とともに奮闘する。
1000人以上の対話で組合の存在感・期待感が前進。次世代の育成も:京都府職労連
組合員の減少や担い手不足の現状を打破しようと二つのチャレンジ。ひとつは、自治労連共済の「助け合いプロジェクト」。全組合員の7.5%の加入から50%加入をめざすもの。役員の粘り強い声掛けに大多数が加入した支部や毎昼毎夕の職場訪問など1000人を超える組合員と対話を果たし、組合の存在感、期待を大きく前進することができた。もうひとつはコミュニティー・オーガナイジングのとりくみ。受講者が「これまで相手をねじ伏せる対話ばかりで反省」「価値観の共有が重要」と感想を持ち帰り、組合の会議や職場で実践し、組合員が問題の当事者として自ら主体的に行動する大きな力となった。
今こそ、憲法をいかし、住民生活と地方自治守るとりくみを正面に据える:京都自治労連
「公共サービスの産業化」で、介護保険認定給付業務の集約化・委託化で130人もの嘱託員雇い止めを強行する京都市、内閣府の定める「SDGs未来都市」に選定され、市政の様々な分野でIT企業と連携する舞鶴市、水道法改正で広域連携を進め大幅値上げを答申した府営水道など、自治体戦略2040構想とも相まって、その具体化がすすんでいる。憲法と地方自治が最大の岐路に立つ今こそ、公務とは何か、自治体の役割とは何か、職場・地域から住民とともにとりくみを強める。
京都自治労連 第1950号(2019年9月5日発行)より
自治労連の定期大会で用意されるお弁当は1000個以上。昼休みが近づくと、会場前にお弁当がうず高く積まれます。中身はシンプルな幕の内。大きな会場で食べるお弁当はちょっとせわしないですね。
京都の代議員として舞鶴市職労から参加してくれたEさん。「今日は歓迎行事の和太鼓を聴きながらのランチです」と笑顔。普段は、不定期ですが、地元で人気のお店のお弁当を職場で頼んで、仲間と和やかなランチタイムを過ごしているそうです。
京都自治労連 第1950号(2019年9月5日発行)より
京都自治労連
19秋期年末討論集会&労働セミナー
とき:9月13日(金)〜14日(土)
ところ:アグリセンター大宮
全単組から参加を
全ての単組で19人勧の学習会を開催しよう
京都公務共闘19人勧学習会
【市内・南部】
9月5日(木)18:30〜 ラボール京都
講師:公務労組連絡会・秋山正臣 氏(公務労組連絡会事務局長)
【北部】
9月17日(火)18:30〜 中丹勤労者福祉会館(福知山市)
講師:京都公務共闘・松下卓充 氏(京都公務共闘事務局長)
京都自治労連 第1949号(2019年8月20日発行)より
人事院は8月7日、国会と内閣に対して、2019年人事院勧告・報告を行いました。内容は、19春闘における6年連続の賃金引上げを一定反映し、月例給・一時金を6年連続で引上げたものの、その水準は生活改善にはほど遠い低額勧告となっています。
第三者機関の役割放棄した勧告
今年の人事院勧告は、6年連続の「プラス勧告」となりました。これは、19国民春闘において、官民一体でたたかった結果、民間で6年連続のベアを実現させたことなど、運動の前進の反映です。
しかし引上げ額は、前年実績を若干下回る19春闘結果を反映し、前年をも下回る低額勧告で、公務労働者の生活改善には遠く及ばないものです。初任給では一定の改善は行われましたが、国家公務員の高卒初任給の時間単価試算が地域手当非支給地では896円であり、京都の最低賃金目安の909円を下回っています。公務職場への人材確保の観点からも、抜本的改善が必要です。
また、中高年層職員、再任用職員について改定を見送ったことは、さらなる生活悪化と世代間の分断に拍車をかけるものとなっており問題です。
一時金については、今年も増額分をすべて勤勉手当に充てており、能力・成績主義強化の不当な勧告です。
さらに、「給与制度の総合的見直し」の完成で、多くの職員が賃下げになり、加えて10月には消費税増税が予定されており、生活実態の悪化は必至です。人事院は、政府の公務員給与抑制策推進の立場をただちに改め、生計費原則に基づき、大幅な賃金引上げを行うべきです。
住居手当については、大都市部は引上げ、地方は引下げとなる可能性が大きく、地域間給与のさらなる格差拡大をもたらす内容となっています。そもそも今回の見直しは、政府が進めている国家公務員宿舎の削減が起因であり、「不利益変更」を一方的に労働者に押し付ける不当極まりないものです。
長時間労働解消に全く言及せず
「定年引上げ」の課題については、昨年の「意見の申出」の段階的な定年引上げの早期実施を改めて要請することにとどめ、60歳以降の生活保障や困難職種への対応などには何ら言及していないことは極めて問題です。さらに、再任用職員の賃金改善について、一時金の改定を見送り、強い要求である生活関連手当の支給に対しても「ゼロ回答」となっています。
働き方改革、超勤上限規制の問題では、職員の増員を基本とする抜本的な長時間労働解消への言及がなく、職場実態を顧みないものです。また、ハラスメントについて「新たな防止策を措置」と言及していますが、真に実効性のある対策にしなければなりません。
非常勤職員の賃金・労働条件では、夏季休暇の新設に言及しました。しかし、他の賃金・労働条件の改善は何ら言及がなく、均等待遇の実現や「同一労働同一賃金」の見地からみても、おおいに問題がある勧告となっています。
19確定闘争は今後、京都府・京都市の勧告・報告へと移っていきます。国人勧への追随を許さず、公務員賃金が持つ社会的役割を明らかにして、「すべての労働者の賃上げ」を求めて官民一体となった運動を、職場・地域からすすめましょう。
【2019年人事院勧告の概要】
- 民間給与との較差387円(0.09%)を埋めるため、大卒初任給を1,500円、高卒初任給を2,000円引上げ30歳台半ばまでの号俸を改定する。中高年層・再任用職員の改定は見送り。
- 一時金は、0.05月引上げ、年間4.50月に。増額分はすべて勤勉手当に(再任用職員は改定なし)。
- 住居手当は、2020年度から基礎控除額を4,000円引上げ16,000円に、その原資を用いて最高支給限度額を1,000円引上げ28,000円に。手当額が2000円を超え減額する職員には1年間の経過措置。
- 定年の引き上げは、昨年の意見の申出を踏まえ、早期に実施されるよう改めて言及。
- 超過勤務上限規制の運用状況の把握、ハラスメント防止策の措置。
- 非常勤職員への夏季休暇を新設、しかし、抜本的な賃金改善は見送り―など。
19人勧に対して、都市職、町村職の仲間からコメントを寄せていただきました。
学習と職場討論深め、人勧上回る成果を勝ち取ろう
舞鶴市職員労働組合執行委員長 長谷 博司
今年の人事院勧告は、6年連続の月例給・一時金の引き上げとなったものの、相変わらずの超超低額勧告で我々自治体労働者にとって生活改善につながらない勧告でした。組合員みんなでの大いなる学習と職場での討論を深め、年末の賃金確定闘争に向け、人勧を上回る成果を勝ち取れるように、団結して頑張りましょう。
みんなの大きな声で安心できる賃金体系確立を
精華町職員組合執行委員長 松田 敏
6年連続のプラス勧告というものの較差は僅か。単組では年齢によらず、生活実態が苦しいという方が約半数を占め、老後の生活や消費税増税など、不安が拡大することは確実。生活に不安を抱えたままでは、住民の幸せを守るための満足な仕事は出来ません。みんなの大きな声で、誰もが安心できる賃金体系の確立を求めていきます。
京都自治労連 第1949号(2019年8月20日発行)より
8月5日、京都地方最低賃金審議会は、京都府最低賃金について、時間額を27円引き上げ、909円とする(効力発生10月1日を予定)ことを答申しました。
しかし、今回の答申は中央目安審議による地域間格差を是認し、極めて低い額の目安額通りの改善幅であり、極めて不十分で、とうてい容認できるものではありません。
一方、全会一致となった中小企業・小規模事業者に対する支援策に対する付帯決議については、この間の政府に対する切実な制度改善要求に対し、政府がそれに答えて改善を図るどころか、制度改悪と予算縮小を行っていることへの不満が表明されました。その上で、改めて「直接的に賃金引上げが可能となる環境整備を図るため、真に『直接的かつ総合的な抜本的支援策』を着実に講じること」を強く求めたことは、この間の京都地方最低賃金審議会答申の重要な到達です。
地域間格差をなくし、全国一律の制度とする運動の強化、中小企業・小規模事業者に対する支援策を求めて運動を強化しましょう。
京都自治労連 第1949号(2019年8月20日発行)より
8月7日から9日に開催された原水爆禁止2019年世界大会・長崎に、京都自治労連の仲間4単組17人が参加。全体集会・分科会では、世界各地からの核兵器廃絶への取り組みや現地被爆者の声、学生の取り組みなどを学んで、8日には「自治体労働者平和のつどい」に参加しました。
核兵器なくすのは市民社会の力で
7日開催された開会総会は、長崎市民会館で4000人を超える参加者で開催されました。冒頭、核兵器禁止条約の批准国にボリビアが加わり、2020年に開催されるNPT再検討会議での条約制定にむけ、一歩前進したことが報告されました。「ヒバクシャ国際署名を世界中に広げよう」と主催者訴えの後、田上富久長崎市長があいさつに立ち、「核兵器をなくすのは市民社会の力だ」と連帯の決意を語りました。また、市民連合や社会運動団体など、幅広い取り組み・連帯の報告がありました。前名護市長でオール沖縄会議の稲嶺進共同代表からは、辺野古新基地建設反対の粘り強い運動の報告があり、参加者から大きな拍手が上がりました。
9日開催されたナガサキデー集会では、前日8日の分科会・分散会に続いて、大会決議「長崎からのよびかけ」、特別決議「長崎からすべての国の政府への手紙」が提起され、被爆75年を迎え、「NPT再検討会議が開催される2020年を核兵器廃絶に向けた歴史的転機にしよう」と各国政府に核軍縮強化と核兵器禁止条約への参加を求めました。また、被爆者体験証言や高校生により核兵器廃絶を求める「高校生の20万人署名」の取り組み報告などがあり、会場いっぱいの大きな拍手が上がりました。
参加者の感想
だれもが普通に暮らせる「安心」:京都府職労連鳥羽 Aさん
分科会では、軍事費を生活を豊かにするために使うにはどのようにすればいいか、議論しました。安心な生活というのは、軍隊に囲まれていての安心ではなく、だれもが普通に暮らせることが安心だと思いました。軍事費を下げることは難しいかもしれませんが、使い方を工夫することで、他のことにも使うことができると分かりました。
自分より若い世代に伝えたい:宇治市職労 Bさん
地区労の団長として、昨年の広島に続き、2回目の参加です。改めて、世界の多くの人々は、核の危険性を認識し、排除したいという思いを持ち、それに向けて行動していることがわかり、長崎や広島の被爆者の思いが世界に広まっていることを実感しました。私より若い世代にも伝えていかなければならないと感じました。
京都自治労連 第1949号(2019年8月20日発行)より
与謝野町は今年4月、7人の仲間を迎えました。その中で今回お話をうかがったのは、子育て応援課に配属された専門職の2人。就職して5ヶ月が経とうとしているお盆の時期の昼休みに職場にお邪魔しました。
いいタイミングで職員募集があった
少し早く職場を訪ねると、Cさん とDさんは住民からの電話対応などで忙しくしていました。
「家に帰ってくるのが大変でした」とDさん。生まれ育った与謝野を離れ、岐阜県の短大に学んだ後、四大にすすむことを決意し、3年編入できるところを探して入学したのは山形県の大学。この大学時代に、与謝野に帰らなければいけないことが続き、故郷と山形県を何度も往復。「親からも帰ってこいって言われて…『与謝野で落ち着いて働きたい』と思っていたら、募集がありました」と就職の経緯を話してくれました。
Cさん は舞鶴が出身地。10年くらい綾部の病院で看護師として働いていたそうで、このとき出会いがあって今年1月に結婚、与謝野に移ってきました。「私もちょうどこのときに与謝野町で職員募集があって受けました」「保健師の職員募集です。昨年は募集がなかったそうですから、採用されてよかった」と嬉しそうに話すCさん 。二人の話を聞いていて、人生の大きな岐路に、いいタイミングで与謝野町に採用されてよかったなと感じました。
学んだこと活かして親子のサポートしたい
就職して5ヶ月。配属先は予想どおりと顔を合わせる二人。同じ子育て応援課で席を並べて頑張っています。Dさんは町内の保育所などに給食の献立を毎日つくっています。「現場の調理師さんの意見をいただきながら献立を作っています」「子どもからあれ食べたい、これ食べたいなんて話もあって楽しいです」と嬉しそう。Cさん は子どもが生まれた家庭を訪問し、子育ての指導や相談を行っています。「紙いっぱいに質問事項を書いて、訪問を待っているお母さんもいます」とCさん 。「答えられないこともあり、持ち帰って、調べたり、先輩と相談して返しています」と勉強の毎日です。
「子どもやお母さんたちのための大切な仕事ですね」というと、「そうかなあ〜」と二人とも照れ笑い。「プライベートも充実させたい」とCさん 。「いま充実しています」とDさん。楽しい取材でした。
京都自治労連 第1949号(2019年8月20日発行)より
自治労連 第41回定期大会
日程:8月25日(日)〜27日(火)
会場:ホテルイースト21東京
事前会議
日程:8月24日(土)
会場など詳細は、通達及び事務連絡でご確認ください
京都自治労連 第1948号(2019年8月5日発行)より
京都自治労連は7月26日、第87回定期大会をラボール京都で開催しました。
定期大会には、23単組111人の代議員が参加。この一年間の取り組みの豊かな経験と教訓が活発に報告され、組合員や地域住民とともに築いてきた自治労連運動の確信が広がりました。執行部提案の「2019年度運動方針案」「当面の闘争方針案」「組織拡大強化5か年計画案」「2019年度各会計予算案」などは全会一致で可決。「機関会議の開催時期・回数などの変更に伴う規約一部改正案」は、反対5、保留7、賛成79で可決しました。
住民との共同さらに発展を
大会は、議長にA代議員(府職労連)、B代議員(京丹後市職労)を選出し、議事に入りました。
大会挨拶を行った福島功委員長は、参議院選挙結果にふれ、「安倍首相が引き続き改憲を進めようとしており、憲法と地方自治が戦後最大の危機に直面している。引き続き、市民との共同を一層発展させ、改憲阻止を」と呼びかけました。
大会は、来賓の挨拶を受け、松下卓充書記長が方針案を提案。松下書記長は、(1)「憲法自治体づくり」運動の推進、安倍9条改憲NO!、安倍政権の早期退陣を求める、(2)「自治体戦略2040構想」の具体化や公務公共サービス「産業化」による住民生活・地域破壊を許さず、安心して住み続けられる自治体づくりをめざす、(3)8時間働けば人間らしい生活ができる賃金・労働条件を求める運動、長時間労働解消、予算人員闘争の推進、(4)消費税増税中止、社会保障の充実、(5)原発ゼロ、安全・安心の地域づくり、(6)民主的自治体建設、(7)あらゆる取り組みを組織の拡大・強化につなげ、全単組での増勢をめざす―との7つを柱にした方針を提案しました。
執行部の方針提案を受けての討論では、14単組23人の代議員が発言。どの発言も、執行部提案を支持し、方針を豊かに発展させるものでした。
また、2年に一度の役員選挙が行われ、新執行部全員が圧倒的多数で信任されました。
来年から9月に定期大会開催
第4号議案「京都自治労連機関会議の開催時期・回数などの変更に伴う規約一部改正案」は、夏から秋に集中する会議の時期・回数を見直し、単組負担軽減、財政の効率的運用をはかることを目的とするもので、来年から9月に定期大会と秋期年末闘争討論集会をあわせて2日間で開催し、中央委員会を年3回から2回へと変更するものです。
質疑応答では代議員から、「秋の地域行事や、稲刈りなどで大会代議員の参加が困難」と議案に反対する発言がありました。採決では、反対5、保留7、賛成79で可決されました。
討論のまとめで執行部は、「開催日程の具体化については、単組が参加しやすい日程に十分配慮する」としました。
京都自治労連 第1948号(2019年8月5日発行)より
京都自治体労働組合総連合執行委員長
福島 功
大会の開催にあたり、3点について触れてご挨拶とさせていただきます。
1点目は、憲法問題と自治体に関わってです。
参議院選挙の結果、自民党は9議席減で単独過半数を維持できず、与党で改憲に必要な3分の2以上を確保できませんでした。
しかし、安倍首相は改憲に執念を燃やしています。今こそ、職場・地域から憲法が生きる地域と自治体づくりの取り組みを強めましょう。同時に、住民と共同をひろげ、来春の京都市長選挙に勝利しましょう。
2点目は、住民のいのちと財産を守る自治体の役割発揮についてです。
安倍政権の公共サービスの産業化、「自治体戦略2040構想」の具体化が、京都市の介護保険認定給付業務の集約・委託化と130人の嘱託員雇止めなど、京都でも始まっています。
さらに、公務の全職員にマイナンバーカードを取得させる動き、IT化、水道事業や公共施設の統廃合の検討が各自治体で進められています。このような中で、公務とは何かを対峙した本格的な予算人員闘争が求められています。
3点目は、組織の拡大・強化についてです。
「宇治市非常勤職員労働組合」の結成を心から歓迎します。昨年度は、年間を通して385人の仲間を迎えました。しかしながら、6月末の現勢では後退を余儀なくされています。要求実現には数の力が必要です。組合員が自らの言葉で労働組合を語り、仲間を増やす取り組みを進め、「今年こそ増勢」を勝ち取りましょう。
京都自治労連 第1948号(2019年8月5日発行)より