機関紙 - 学習会と職場集会は組合のエネルギー源
府職労連 木守保之書記長
府職労連では、17春闘勝利で17人勧のプラス勧告を勝ち取るとりくみのスタートとして、2月末から3月にかけて、職場集会&学習会にとりくんで来ました。木守書記長にお聞きしました。
確定闘争の教訓確信に17春闘から17人勧へ
学習会では、昨年の確定闘争における当局の人勧値切りを押し返し、府の職場に働く全職員の賃上げを勝ち取ってきた経験をみんなの確信にして、17春闘で民間労働者の賃上げと最低賃金を引き上げる取り組みへの参加、各職場の要求を話し合うことを目標に取り組みをすすめてきました。
折しも、2月6日に京都府当局が発出した20時以降、時間外勤務命令原則禁止などの「時間外勤務の縮減に向けて(依命通達)」に対して、職場からは「なぜこの時期に…」「増員や仕事の見直しなど、具体策はあるのか」「20時退庁であふれた仕事が土・日や早朝の『サービス』となるだけ」など、不安や怒りの声が噴出。集会・学習会が、この問題での意見結集と交換の場ともなりました。
支部役員体制確立や講師デビュー
ある分会では2年ぶりに学習会を開催し、「引き続きこういう機会を持ちたい」と、集まって話をすることの重要性を再確認。学習会が一度に4カ所で開催され、講師が足らなくなって、新たに講師デビューする役員も生まれました。
また、昨年6月から毎月の学習会を定例化するなかで、支部役員体制を再建する機運が高まり、支部役員体制を確立した支部も複数生まれるなど、組織強化につながっています。
学習会には、3月末までに32カ所、530人を超える組合員が参加しています。これまでにない規模での開催状況で、学習と職場要求での意見交換が大いに広がりました。
今後、新規採用者を組合に迎え入れること、人事異動後の支部・分会体制を確立し、互いに支え合える職場活動を盛り上げていくことを目指して努力していきます。
京都自治労連 第1893号(2017年4月5日発行)より