機関紙 - 組合に入ったよ 精華町に住みたいと思う街づくり、住民サービスを 〜精華町職〜
職場に就いて1ヶ月が過ぎ、新規採用者の皆さんは、それぞれ所属部署で担当の仕事を割り振られ、はじめての仕事に奮闘している頃です。
今回の「組合に入ったよ」は、京都府南部の精華町で忙しい中でも、仕事の難しさや緊張感を逆に楽しんでいるように思える3人にお会いしました。
精華町は露地まで知っています
組合書記局を訪ねると、既に3人が駆けつけてくれていて、仕事の話に花を咲かせています。Aさんは、住民部総合窓口課に所属。BさんとCさんは、出先の上下水道部上水道課で、すでに担当の仕事をこなしています。
3人に精華町に就職した理由を尋ねると、最初に口火を切ってくれたのはAさん。「小さい頃から精華町に住んでいて、この町が好きです。昨年は、今と同じ総合窓口課で臨時職員としてマイナンバーの事務業務を手伝っていて、職員の皆さんや住民の皆さんを見ていて、『精華町のために何か役に立ちたいなあ』と感じて精華町役場を受けました」。次に応えてくれたBさんも精華町出身。「大阪の会社で『計装士』として3年間働いていました」。計装士とは、工場や高層ビルに計測機器や制御機器をつける専門職で、それに付随する配管等の設計・管理なども行なう仕事。「昼夜問わず広範な地域で工場やビルを回っていまして…。地元に戻ってきました」。AさんもBさんも、「精華町なら狭い露地まで知ってますよ!」と胸を張ります。
「私は奈良から通ってます…」と少し恐縮してCさん。「『街づくり』にかかわりたくて公務職場を選択した」と話します。「ただの建物や道路建設だけではなくて、『住民の生活全体を考えたら役場かなあ』って思いました」と精華町に就職できてうれしそうです。
初めてのことに緊張の連続
Aさんは、臨時職員として働いていたときと同じ職場に配属されています。「仕事は大体わかっていますね」との問いに、「いえいえ、緊張の連続です。窓口にこられた方の質問や要望に正確に応えないといけませんから…。簡単ではないですね」とキリッと顔がしまりました。「行政にかかわって勉強すること一杯です」。
Bさんも「難しい…」と答えます。Bさんは、施設の管理・運営で、業者さんとの打ち合わせや契約を行なっています。「議会や委員会などで決まっていることをちゃんと把握していないといけないし、書類も多いですね。びっくりです」。
Cさんは管財部門。数千万円のお金を扱う部署で緊張の連続です。「今までみたこともないような金額の小切手を発行するので、もし間違いがあったら…とか緊張します。部門全体の予算なども知っておかないといけないので、勉強もしないといけない」。
3人とも仕事の話はつきません。仕事の難しさや緊張感を話す3人ですが、顔はすがすがしい。「皆さんの話から仕事へのやりがいが感じられますよ」と言うと、「『精華町で暮らしていきたい』って思う町にしたいです」とAさん。「ここで腰を落ち着けて住民に信頼される仕事がしたいです」とBさん。「住民が安心して暮らしていける町づくりに関わっていきたいです」とCさん。それぞれ、これからの抱負が自然に口から出てきました。
京都自治労連 第1896号(2017年5月20日発行)より