機関紙 - 〜綾部市職労 職場訪問〜 長時間労働の実態あきらか 職場の声を大切に要求実現へ
綾部市職労が職場アンケートをもって、ほぼすべての職場を訪問。アンケート回収にも奔走し、「多くの仲間の声を要求に反映させたい」と奮闘中です。
いま、綾部市職労がとっても元気です。今回、綾部市職労書記局にお邪魔して、大島正委員長に話を伺いながら、この間の取り組みと組合が元気な理由をさぐります。
若い組合員のおしゃべりに刺激をうけて
綾部市職労は、例年6月のこの時期に2〜3問の簡単な職場アンケートを実施していましたが、今年は京都自治労連の提起もあり、長時間労働の実態を中心に一歩踏み込んだ内容のアンケートを用意しました。
綾部市職労の大島委員長は、「組合書記局に若い組合員が昼食休憩に来てくれて、ワイワイしゃべっています。仕事のことや遊びのこと様々ですが、『残業が多い』『休暇がとれない』などの声が気になっていました」「執行委員会で議論して、アンケートの配付・回収、集約を全職場で取り組もうと決めました」と経過を話します。
早速、執行委員のみんなで手分けして全職場へ一斉配布しました。
アンケート回収は「自治労連の飴」を持って、各職場に向かいました。「職員全員対象としましたから、組合員でない人からも意見がもらえました。その場で対話も…」と大島委員長。結果、26の職場の142人の方々からアンケートを回収できました。
勤務実態が明らかに―結果を全職員向けニュースで
組合では早速アンケート結果を分析。「人員不足は明らかです。ただ、『業務分担の偏り』と答えた方もあり、配置の問題を積極的に提案してくれる意見も多くありました。これからの交渉などで出していきたいです」「組合への期待も多く出されていてうれしいです。身が引き締まる思いです」と、職場訪問の手ごたえを感じています。
組合では早速、アンケート結果をニュースにして全職員に配布しました。
書記局に人が集まる=組合が元気に
綾部市職労は、組合員拡大を積極的に取り組み、若い組合員が増えています。その若い人が、組合書記局を利用してくれています。
取材当日も、ソファーで昼食を食べながら、仕事の話や遊びの話で楽しそうです。「書記局をきれいにして、お菓子なども用意して、立ち寄りやすい書記局づくりを心がけています」と大島委員長。取材前日も女性部が20人近くも集まって、しゃべり場を開催しています。
「大企業での若い女性の過労死問題がマスコミをにぎわせたばかり。みんな安心してやりがい持って、綾部市で働き続けたいと思っています。組合がそのための情報発信の場であり、頼れる場になったらいいなあと思っています」と大島委員長は話してくれました。
京都自治労連 第1899号(2017年7月5日発行)より