機関紙 - 憲法から女性の働く実態、超勤改善の道は 〜府職労連女性部が憲法学習会〜
府職労女性部は6月17日、要求交流や母親大会など夏の課題を議論する女性部委員会を兼ね、「まなびにランチを添えて」ステップアップセミナーを開催し、38人が参加しました。
午前は、子育て中の若き弁護士・毛利崇さんに「憲法から『働き方改革』を検証する〜女性の働く実態、超勤改善の道は?〜」と題して講演を行ってもらいました。
毛利さんは、過労死を生むほどの働き方でも我慢する精神力をよしとする日本の働き方に警告を発し、今回の「働き方改革」は、少子化で労働力不足の中、労働生産性をあげるための「働かせ方改革」であり、看板と中身に大きな違いがあると指摘。
そして、「憲法第25条の国民の健康で文化的な最低限度の生活を営む権利には、労働の権利も含まれており、労働環境を整えることは生存権を保障する国の役割」と強調しました。参加者からは「日本の長時間労働がなくならない理由がよくわかった」「本当のことを知ることが大事」など感想が寄せられました。
京都自治労連 第1899号(2017年7月5日発行)より