機関紙 - 京都の最賃25円アップで、856円に 自治体が率先して1000円以上に
8月7日、京都地方最低賃金審議会が府内の最低賃金を現在の831円から25円(3・01%)引き上げ、856円にするよう京都労働局長に答申しました。
京都自治労連は、「最低賃金時給1500円をめざし、直ちに1000円に」の要求を掲げ、官民合同でたたかってきました。昨年の24円を上回る25円の引き上げは、こうした取り組みの反映です。
しかし、時給856円で年間2000時間働いても、171万円程度にしかなりません。世界の最賃は、1000円以上が当たり前です。同時に、中小企業への政府による「直接的な賃金引き上げにつながる新たな対策が必要」(同答申)です。安倍政権に強く求めましょう。
最低賃金は10月から改定の予定。府内には、非正規職員の時給が856円を下回る自治体もあります。すべての単組で、最低賃金を大幅に上回る1000円以上の引き上げを求めて運動を強めましょう。
京都自治労連 第1902号(2017年8月20日発行)より