機関紙 - 組合に入ったよ 〜力になりたい、貢献したい大好きなまちだから〜
今回の「組合に入ったよ」は、宮津市職の仲間を紹介します。宮津市役所の社会福祉課保護係で、ケースワーカーとして日々住民と向き合い奮闘されているAさんをたずねました。
生まれ育った宮津で働きたい
生まれも育ちも宮津市のAさん。地元の高校卒業後、東京の大学に進学することを決めます。「社会勉強も兼ねて宮津を出てみたいと思って。あと単純に東京への憧れですね(笑)」。
東京に出たものの、「地元に戻って働く」と決めていた通り、大学卒業後は「白バイに憧れていたので交通機動隊になりたい」と京都府警に就職。しかし人生そう上手くいきません。「なぜか上司に希望していない別の部署に推薦されたり…。宮津近辺での勤務も望んでいたのですが…」と苦笑い。思いきって退職し、宮津市内の民間企業で営業などを経験、現在に至ります。
市役所への就職は「生まれ育った宮津市の役に立つ仕事がしたい、地元に貢献したい、と強く思っていました」とAさん。地元に戻ると「おかえり」「よう帰ってきてくれたなぁ」と声をかけられ、すぐに地域のお祭りなどに誘われました。「やっぱり地元は良いですね」。
人生にかかわる仕事に責任と誇り
Aさんは社会福祉課の保護係に所属。ケースワーカーとして生活保護を担当しています。「個人情報を扱うなど、受給者の人生そのものに深くかかわる仕事に最初は不安もありましたが、行き詰ったとき、先輩たちが相談にのってくれて頼りになっています」とにっこり。
就職して5ケ月。やりがいや嬉しかったことなどを伺うと、「担当していた世帯が、生活保護から抜けて自立されました。その方に合った自立支援となるよう、上司をはじめ、他の職場の方々にもどんな制度があり、活用できるのかを教えてもらいながら、情報共有・連携してこられたと思います。様々な場面で市民生活を支えていることに責任を感じています」。
最近、職場の先輩に誘われ、エアロビクスに参加。「思った以上にしんどくて汗の量がすごいですが、運動後は気持ちが良いですし、爽快感があります」と笑顔に。「その後のビールが最高においしいですね(笑)」。
最後に抱負を。「宮津市にもっと貢献したいと思っています。どの職場に行っても市の業務はすべてつながっているので頑張っていきたい」と力強く語っていただきました。
京都自治労連 第1903号(2017年9月5日発行)より