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機関紙 - 宮津市は賃金カットの撤回を 一方上程くり返す異常市政は許さない!

宮津市は賃金カットの撤回を 一方上程くり返す異常市政は許さない!

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組合活動
 2010/11/23 13:00

 5年間職員の賃金カットを続けてきた宮津市で、市長が新たに5年間の賃金カットを提案。交渉が配置された17日には、京都自治労連執行部や北部周辺単組からの支援も加わり、抗議の早朝宣伝や緊急申入れ、単組交渉がたたかわれました

全国から京都から激励と抗議が相次ぐ

宮津市長は11月10日の宮津市職との交渉で、今後5年間で新たに18億円の財源不足が生じるとして、それを解消するため、一時金0・2月削減などのマイナス人勧実施に加え、勤勉手当や住居手当の改悪とともに、一般職6%の給与カット(管理職8―10%)を提案してきました。

この提案では、今年度で終了する「行革大綱2006」の総括も今後5年間の「財政健全化計画」の全体像も示されず、人件費だけは8億円以上削減(26人の定数削減含む)するという、まさに「最初に人件費削減ありき」の異常で無責任なものです。

また、組合が今年こそ一方上程しないよう求めたことに対し(宮津市は過去5回労使合意抜きに「給与条例改正案」を一方上程)、市長は「確約できない」と述べるなど不誠実な対応に終始しており、二重三重に不当な提案となっています。



不当な宮津市当局の提案に対し、京都自治労連の呼びかけに応えて、全国から宮津市への抗議と組合への激励メールが次々と寄せられています。

17日には、午後2時からの第3回交渉を前に、早朝から京都自治労連執行部・京丹後・舞鶴・福知山の仲間も参加して庁舎前宣伝を実施するとともに、(1)誠実交渉・妥結の原則を貫き一方上程するな、(2)無責任な給与カット提案は見直し賃金改善要求に応えよと緊急申し入れを行いました。

また、給与カットという重大な課題で交渉中であるにも関わらず、組合へのまともな説明も了解もなしに16日に用務員の配置換え問題で当事者に対する説明会の開催を強行し、期限を切って希望の申し出等を強要したことに対して労使の信頼関係を壊す行為として厳しく抗議。希望すれば用務員として定年まで働けるなど、希望の申し出期限の撤回やヒアリング実施については延期させました。

大幅賃金カット中止へ 引き続き支援を

2時からの団体交渉では、一方上程を繰り返してきた当局の姿勢を厳しく批判するとともに、「乾いた雑巾を絞るようなもの」「これだけ頑張っているのにどうして」「職員が安心して働ける職場環境を整えよ」「せめてマイナス人勧分をカット率から考慮を」などと交渉団から怒りの声が続きました。

最終の当局回答は、「カット率は6%未満は約束する」「勤勉手当の改悪と、持ち家住居手当の廃止は撤回する」「56歳以上の賃金カットは継続協議」「「突発的な事情が無い限り、23年度のカット率を上限として毎年交渉する」と一定の譲歩を勝ち取る事が出来ました。

市当局は、12月22日の市議会最終日に次年度からの財政再建策を説明するとしており、宮津市職は大幅な独自カット中止させるたたかいを一層強化すると決意も新たにしています。引き続き、宮津市職への支援をしていきましょう。

公務の賃金削減が民間を直撃

 

0・2月の一時金削減が提案されている全日赤京二労組では、11月10日、一時間のストライキで決起しました。


集会では「『公務が減ったから』『これが世間並み』という本社の攻撃を許したら、公務員バッシングが続く中賃金も一時金も悪くなるばかり、絶対阻止しよう」と意思統一し奮闘しています。

京都自治労連から田村書記長・黒川女性部長が激励に駆けつけました。


京都自治労連 第1740号(2010年11月20日発行)より

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