機関紙 - 京 深層水
GW直前にビッグニュースが飛び込んできた。「朝鮮半島の完全な非核化」の実現とともに、1953年以来休戦状態にある朝鮮戦争の終戦を年内に行うとする南北朝鮮の首脳会談である。非核化に向けた具体的なプロセスなど今後に委ねられた課題は多々あるが、73年に及ぶ南北の分断と対立、緊張状態から平和体制の構築に向けて大きく動き出したことを心から歓迎し、その実現を期待したい。
というのも、朝鮮半島の非核化と平和体制の構築が実現できれば、安保法制や在日米軍基地強化の口実はなくなり、京丹後にあるXバンドレーダー基地もその存在意義がなくなる。米軍属との交通事故や実弾射撃訓練など日々の生活に不安を抱く府民のためにも一日も早くその実現に向け努力することが京都府や日本政府に求められているのではなかろうか。
そのためにも、安倍政権の対話否定・圧力一辺倒の対応姿勢を転換する必要がある、そう考えるのは私だけではないはず。(F)
京都自治労連 第1919号(2018年5月5日発行)より