機関紙 - "組合"にはいったよ この役場に就職できて本当によかった 与謝野町職員組合
今年も自治体・自治体関連職場に多くの人が新規採用され、組合に加入してくれました。就職して一ヶ月経ち、皆さんそれぞれの職場で新しい仕事に頑張っています。
今回は転職して与謝野町で新たなスタートを切る二人を取材しました。
二人とも営業畑からの転身
「お世話になります」とシャキッと席から駆けつけてきてくれたのはAさん。丸刈りで背が高い。「遅れてすみません」と登場したBさん。Bさんはもっと背が高い。二人とも180センチを超える長身。聞けば、Aさんはバスケットボール、Bさんは野球をずっとやってきたスポーツマンです。二人に転職について聞くと、与謝野町役場を希望した訳がわかりました。
Aさんは生まれも育ちも東京。前職はアパレルメーカーに生地を卸す営業マン。「とにかく忙しかったですね」と振り返ります。そんな中、親戚に不幸がありました。「それが、与謝野にあるお寺の住職で、誰か継がないといけない…」。Aさんは一念発起し、高野山での修業を経てお坊さんになり、与謝野町へ。「お寺は地域とのつながりが大切。地域に役立つ仕事をしながら学んでいきたい」と転職した第一歩にわくわくしている様子です。
「高校までずっと野球部でした」と話すBさんは、生まれも育ちも与謝野です。全国展開しているオートバイの販売店に就職し、姫路でひとり暮らし。「趣味を仕事にしてはだめですね」とBさん。好きなものだからこそ意に沿わない営業に悩んでいたことがうかがえます。土日はもちろん出勤。一方で与謝野町にひとり住む母親のことも気になっていたといいます。「母のことも気になるし、心機一転、与謝野に帰ろうと思い、就活を始めたら与謝野町が募集していて…地域の役に立てる!と思いました」と、与謝野町に採用されて嬉しそう。
新しい仕事に期待とやりがい
Aさんは教育委員会、Bさんは税務課に配属され、先輩のアドバイスをもらいながら奮闘中の日々。
「以前は自分の裁量で進めていましたが、行政の仕組みや仕事を一から勉強しています」とAさん。
「お金を扱う部署ですので、緊張しています。住民の方の方が税金に詳しい。がんばります」とBさん。
清々しい二人の新しいスタートに期待「大」です。
京都自治労連 第1919号(2018年5月5日発行)より