機関紙 - "組合"にはいったよ 子どものための仕事を安全で安心にできる 向日市職労
今回の「組合にはいったよ」で紹介するのは、今年向日市に採用された調理師です。向日市では、調理師が正規雇用で採用されたのは数年ぶり。取材でお邪魔したのは向日市の保育所。この日の仕事が終わり、きれいに清掃された調理室が奥に見える控室でAさんにお話を伺いました。
子どもと過ごす時間を増やしたい
「4月に長女が大学に進みまして、一緒に新たなスタートです」と話すAさんは、大学生の女の子と双子の高校生のお母さんです。Aさんは、呉服屋さんやパン屋さんなど、様々なアルバイトを経験し、民間の給食センターでの調理の仕事に出会いました。「はじめはパートでしたが、調理師の資格をとって以降は、仕事の時間は増えるし、『応援』といわれて、あちこちのセンターにも行くようになって…。会社に言われるままでした」。そんな時の転職でした。「家族との時間を大切にしたい」と向日市の採用試験を受けました。面接では、まわりがベテランの男性調理師ばかりで緊張したそうです。
配属された職場は保育所内にある調理室で、毎日300食以上を5人で作っています。経験者のAさんはもちろん最初から即戦力。
子どものための細やかな対応がすごい
Aさんは、「離乳食を作らせてもらっています。前の会社では指示どおりの数と時間だけでした。忙しさはここも一緒だけど、一つひとつの作業が丁寧かつ迅速です。アレルギーの子どもへの対応や離乳食まで、きめ細かいですね。早く先輩たちに追いつきたい」と、ここでの責任とやりがいにわくわくしているように話してくれました。土曜出勤なども代替休もちゃんと取れているとのことで、「家族との時間がきちっととれるのもうれしい」とにっこり。多肉植物の栽培や手入れが趣味とのことで「可愛い鉢にいろいろな種類の植物を栽培しています」とスマホの写真を見せてくれました。
京都自治労連 第1920号(2018年5月20日発行)より