機関紙 - "組合"にはいったよ ここの保育はあたたかい スキルアップもがんばる! 〜南山城村職〜
府内唯一の「村」、南山城村は、東に三重県、南は奈良県に隣接する京都府内では東南端に位置する人口3000人弱の自治体です。今年この南山城村で正規採用されたのは1人だけ。今回紹介する保育士のAさんです。村立保育園を訪ね、就業後のAさんにお話を聞きました。
ようやく決心して採用試験受けました
Aさんは木津川市の出身。「学校を卒業してからは販売の仕事をしていました」と話すAさん。地域の子どもたちの成長にかかわる仕事をしたいと学童保育のアルバイトをしながら独学で保育士の資格をとりました。がんばりましたね!というと「試験前は受験講座なども受けました。独学と自慢できるものではないです」と控えめにニコッと。
近隣の自治体で臨時職員として保育士の仕事をスタートさせますが、なかなか自信が持てなかったとAさん。「保育に必要な技術が私には足りないなあと…」。そのひとつがピアノ。今でもピアノ教室に通っているそうです。
2年間臨時職員としていくつかの自治体で保育士を経験。「臨時ですけど、子育て支援課で保育の勉強をさせていただきました。ここで決心がついたかなあ。この仕事でがんばっていきたい」。そのとき、南山城村で募集があり、すぐに応募しました。ベストタイミング!
仕事のオンオフは通勤の愛車の中で!
4月から1歳児の担任を持ってがんばるAさん。毎日がばたばたしてあわただしいといいます。「先輩の皆さんに支えられて何とかやっています。保育園には本当にたくさんの花や野菜が植えてあって、子どもが花や野菜を見たり触ったりする時の笑顔がいいんですよ。この保育園の特徴かな」と仕事の楽しさや難しさ、忙しさを聞くことができました。
仕事中は多忙で緊張するというAさんですが、仕事のオンオフは通勤の車の中。「片道30分ぐらいですが、この通勤時間を大切にしています」「朝は今日やらなければいけないことの整理。帰りは『こうすればよかったかなあ』と反省。いい時間です」。
京都自治労連 第1922号(2018年6月20日発行)より