機関紙 - 京都自治労連 第86回定期大会 〜今こそ憲法を職場と地域に〜
水害対応の中、職場の仲間に支えられ大会成功
災害に強いまちづくりへ力合わせよう
京都自治労連は7月12日、第86回定期大会をラボール京都で開催しました。7月5日からの記録的な豪雨による甚大な被害が、京都府北部地域を中心に発生し、その対応に多くの職場の仲間があたる中での定期大会となりました。
定期大会には、21単組101人の代議員が参加。この一年間の取り組みの豊かな経験と教訓が活発に討議され、執行部提案のすべての方針が全会一致で採択されました。そして、この大会の確信を全組合員に広げ、憲法が生きる職場・地域づくりに取り組むことを決意しあいました。
大会成功へ 職場の仲間に感謝
大会は、議長にA代議員(京都市職労)とB代議員(宇治市職労)を選出し、議事に入りました。
大会あいさつに立った福島功委員長は、「全国的にも、京都的にも、甚大な被害が発生したもとでの大会となった。困難な中での定期大会となり、代議員のみなさんはもちろん、送り出していただいた職場のみなさんにも心から感謝を申し上げたい」「みなさんの活発な討論で大会を成功させ、憲法が生きる職場と地域づくりの方針を豊かに発展させよう」と呼びかけました。
つづいて3人の来賓から、京都自治労連への期待の挨拶が述べられました。
全単組で増勢を目指そう
方針提案を行った松下卓充書記長は、この一年のたたかいの到達点を明らかにし、総括を行うとともに、新しい運動方針を提案し、活発な討論を呼びかけました。
方針提案は、?「安倍9条改憲NO!」、行政の私物化を許さない運動を大きく広げ、安倍政権の早期退陣を目指す、?まやかしの「働き方改革」阻止・労働法制の改悪阻止、制度的賃金闘争の推進、長時間労働解消や予算人員闘争の推進など、働くルールの確立、?公共サービス「産業化」による住民生活・地域破壊を許さず、安心して住み続けられる自治体づくり、?格差と貧困の解消、消費税増税中止、社会保障の拡充、?原発ゼロ、安全・安心の地域づくり、?民主的自治体建設・政治革新の取り組み、?あらゆる取り組みを組織拡大・強化につなげ、全単組で増勢を目指す取り組み―の7つを柱に提案されました。
執行部の提案を受けての発言は、14単組、22人が発言。どの発言も執行部提案を支持し、方針を豊かに発展させるものでした。
京都自治労連 第1924号(2018年7月20日発行)より