機関紙 - 組合にはいったよ ここで落ち着いて働き続けたい 綾部市職労
今回の「組合にはいったよ」で取材にお伺いした綾部市は、西日本豪雨災害で甚大な被害を受けました。取材当日はその対応に追われる最中。交代で昼休みをとったり、電話当番したりの忙しい中、別々の取材になりましたが、二人とも快く組合事務所に駆けつけてくれました。話を聞くと、綾部「市役所でがんばる!」という気持ちが伝わってきました。
「市民に役立つ仕事」に心動く
最初にインタビューしたのはAさん。市民協同課で交通安全教室や防災教室など、子どもからお年寄りまで、住民対象の行事を立案から開催までの仕事をしています。Aさんは、「綾部市に勤めて配属された職場で、どうすれば市民のために働くことができるかと考えています」と仕事への取り組み方を模索中。
Aさんは舞鶴市出身。ソフトテニスの腕前はインターハイにも選抜されるほど。高校は奈良県の強豪高にすすみました。「テニス三昧の日々でしたが、3年生になって進学・就職で迷いました。大学や実業団からお誘いありましたが、ソフトテニスにはプロがない」。そんな時、綾部市に勤める親戚からお誘いがありました。「市民に役立つ仕事」との言葉に心動かされ、市役所でアルバイトも経験。この春、綾部市に就職し奮闘中です。
車から見る景色に惹かれて
Bさんは、「先輩に当番を引き継ぎました」とニコニコと組合事務所に登場。「七海」という名前を聞いて、「舞鶴出身ですか?」と尋ねると、「ずーっと舞鶴で過ごしていました。早く働きたかったので、早くから公務員を志望して勉強していました」「舞鶴から綾部に車で走ってくると、景色が変わるんです。綾部っていいとこだなあって…」と綾部市の職員募集に応募したそうです。
Bさんの職場は税務課。「配属が税務課って聞いてびっくりしました。『税』と聞いて浮かぶのは買物のときの消費税くらいでしたから…」と正直。「頭の上を専門用語が飛び交っています」と今の仕事に必死です。「早く仕事を覚えて、窓口や電話で住民の皆さんにキチンと答え、安心と信頼をして貰いたい」と話してくれました。
大変なときに快く取材に応じてくれた二人。「キチンと落ち着いて仕事したい」との言葉は、心強かった!
京都自治労連 第1927号(2018年9月5日発行)より