機関紙 - 仕事のこと、みんなの悩みが共有でき、学ぶ楽しさを実感 〜亀岡市職員組合〜
もっともっと仲間広げこのお店を一杯にしたい!
亀岡市職員組合の青年が元気です。5月に開催された青年部のスプリングフェスタに参加した青年が中心となって、月に一度集まって職場のことや保育情勢を学習、何でも話し合える場をつくっています。会の名前は『さえずりの会』。回を重ねるたびに新しいメンバーが参加し、「こんな組合なら入りたい」とここに参加した青年が組合にも加入しました。
初めての集まりを持った美味しいパスタのお店「シャント」(亀岡市千代川町)に集まってもらいました。扉を開けると明るい笑い声が聞こえてきます。
新システム心配
一人ひとりの成長に応じた保育環境を
“固い”イメージとは全く違っていた
亀岡市職には青年部がなく、これまで自治労連青年部の取り組みなど、他の単組の青年との交流はあまりありませんでした。それを変えるきっかけとなったのが、昨年5月のNPTニューヨーク行動への一人の青年の参加でした。
参加したのは、Eさん。「署名行動など初めての経験ばかり、不安でいっぱいでしたが、平和の大切さとともに『勇気を出して最初に一歩を踏み出す』ことの大切さを学び、素晴らしい仲間もできた」とEさん。
そして、スプリングフェスタへの誘いの声がかかり、仲良しの4人で参加。
「どんな雰囲気か分からず、受け入れてもらえるかすごく緊張した」と話すのはGさん。Dさんは「最初がソフトバレーだったので、自然な雰囲気でみんなの中に入れたのがよかった」。その時は組合に加入していなかったFさんは「?青年部=固い?イメージだったが、全く違った」といいます。「本当に楽しかったね。『次回は優勝するぞ。月1回は練習しよう』といっていたのに全くしていないね」と大爆笑。
毎回、新しい仲間が参加
さあ、扉が開きました。「このまま終るのではなく、継続的にみんなが集まれる場が持てないだろうか」と市職の援助もあり、第1回の集まりを9月に「シャント」で開催。そこには、保育士でもある京都自治労連青年部の新田青年部長や保育部会担当の佐藤執行委員も参加。職場交流を行うとともに府内各地の保育職場のことや、大きく動こうとしている保育情勢の話に、みんなの表情が輝きました。
それから、毎月『さえずりの会』を開いてきましたが、毎回、新しい仲間が参加しています。
『さえずりの会』の魅力についてGさんは、「みんな保育園が違うので、月1回集まることによって、色々他の保育園のことが聞けることが楽しみ。みんなが元気だったら安心できる」。Dさんは「今までも、忘年会など会える機会はあったが、仕事の話はほとんどしなかった。深い係わり合いができる」といいます。「ただ、楽しいだけではなく、交流もでき、仕事のことやみんなが悩んでいることを共有でき、色々学習が出来る」「そう、そこがこの会の魅力」と話が盛り上がります。
この会に参加して組合に加入したFさんは、「誰かに言われてではなく、みんなが主体的に話し合ったり、学んだりしている姿に?こんな組合だったら入りたい?と思った」と言います。
保育の話もいっぱい
「『子ども・子育て新システム』などの動きがあるが、今の保育の質を下げてはいけない」「一人ひとりの子どもに、何らかの力をつけることが必要」「それぞれの成長や個性によっても違う。一人ひとりの成長に対応した保育が必要」「そのためにも、保育環境の充実や職場の改善が必要」「保護者の働く環境や待遇改善も」・・・と話はつきません。(もちろん、堅い話ばかりではないことも付け加えておきます)
こんな青年たちの成長していく姿を、岸田亀岡市職委員長は「一歩一歩の歩みを仲間同士で確かめ合いながら育ってほしい」とやさしく見守ります。
11月に開催された定期大会では、青年の元気な発言が、会場をパッと明るくしました。
最後に2011年の抱負を聞くと、「もっともっと仲間を増やして、このお店を一杯にしたい!」元気な声が返って来ました。
京都自治労連 第1743号(2011年1月5日発行)より